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映画「パッチギ!」 2月、韓国で封切した「パッチギ」。韓国のマスコミは、井筒監督の勇気が生み出した「在日朝鮮人と日本人の葛藤と和解を描いた傑作」と絶賛している。この映画、日本では評価がわかれた。識者や映画評論家の中には映画そのものの質を問う声とともに、政治的意図を指摘する声がある。映画に込められた驚くべきメッセージとは何か。 2002年の小泉訪朝以降、日本人拉致という北朝鮮の国家犯罪が世界的に明らかになり、さらに「核兵器保有宣言」に見られるように、その体制の危険性が火を見るよりも明らかとなった。さらに、北朝鮮を積極的に擁護し、反米・反日政策に邁進する韓国の盧武鉉政権の問題性も明らかとなっている。実のところ、2005年1月に公開された映画「パッチギ!」(井筒和幸監督、シネカノン)は、こうした状況の中で位置づけられるべきものといえる。 かつて北朝鮮体制は、日本国内における、いわゆる「進歩的文化人」という名の左翼勢力の支持・協力を獲得することにより、その体制の本質の隠蔽に、かなりの程度成功してきた。しかしながら「拉致」が明白となった状況で、一般の日本国民において、北朝鮮体制や盧武鉉政権の問題性がはっきりと認識される中、こうした「進歩的文化人」はその論拠を失い、国民の支持を失っている。つまり、本来の現実の世界の議論において、「左翼勢力」の敗北は明白であるのだ。 こうした中、左翼勢力や北朝鮮擁護派は、「フィクション」の世界、さらには「娯楽」あるいは「文化」の世界の中に自らを位置づけることにより、すでに敗北が明確となった本来の議論を意図的に回避しつつ、北朝鮮体制の擁護といった政治的メッセージをその中に秘めようとする巧妙な作戦へとシフトしていく必要に迫られているといえる。まさしくこのタイミングで登場したのが、映画「パッチギ!」である。これは自らの政治的メッセージを、ラブストーリーなどを用いることで巧妙に隠蔽しつつ、広く拡散させていこうとするものだ。こうした試みは意外なまでに成功しているといえる。そもそも、金正日は、北朝鮮体制の後継者としてのキャリアの中で宣伝娯楽映画の作成にも取り組んできた人物であり、フィクションを用いての大衆煽動はお家芸なのだろう。そうした手法が日本社会において用いられているとしても何ら不思議ではない。 映画「パッチギ!」の内容そのものの問題性については、すでに拙稿「『パッチギ!』は朝鮮総連翼賛映画か」『諸君!』(2005年4月号)で指摘したので、詳しくはそちらを参照されたい。それにしても井筒監督をはじめとした主要人物が、明らかに北朝鮮擁護を展開している点は重要だ。例えば井筒監督は、差別と貧困が待ち受けていた北朝鮮への帰還事業に関連して平然と「朝鮮のほうが太ってましたね。韓国のほうが痩せてた」などと述べている。また、「パッチギ!」の製作に大きな役割を果たしたシネカノンの李鳳宇も、「朝鮮総連の幹部とお話しする機会があったんですが、そうしたら「『朝流』はできないんだろうか」というんです……僕はできるんじゃないですか、と応えました」(コリアNGOセンター機関紙)などと述べている。「パッチギ!」が北朝鮮擁護の「朝流」であることを示唆しているのである。 井筒監督は「若い人には、この映画を見て、泣いて笑って、そして知ってほしい」(2005年2月9日の『朝日新聞』(タ刊))などと語っているのだが、本当に知るべきは、この映画に込められた巧妙な政治性であろう。(文中敬称略) http://www.onekoreanews.net/news-bunka01.cfm