NHK特番改変問題を最初に報じた社会部の本田雅和記者が4月1日付で「アスパラクラブ運営センター員」に異動になる。「アスパラクラブ」とは健康や子育て、資産運用などの生活情報やイベントを提供する会員制読者サービス部門だ。
本田記者は55年生まれで、79年に入社したベテラン。主に社会部畑を歩み、アフガニスタンやイラクの戦場を取材した経験も持つ。
外から見ると、読者サービス部門とはなにやら場違いに映る。
NHKの特番が「政治家の圧力で改変された」と本田記者は書いたが、この記事について、朝日新聞は、
「記事には不確実な情報が含まれていたが、訂正する必要はない」(昨年9月)
と結論を下している。
「もともと、上層部や他部から異動させろという圧力は強く、ついに社会部が抗しきれなくなった。一つの部に長い『ロートル』は他部署に出すという社の方針に絡めて巧妙に追い出された形と聞きます」(元同僚)
本田記者は、02年に専修大学で行った講演でこう自己紹介している。
「朝日新聞がよく左寄りだとか言われてますけど、その中でもさらにマイノリティーの反体制派です」
■異動する本田記者を直撃
社内では「記者というより運動家」という声がある一方、「事件が起きれば真っ先に受話器を取り、現場に飛び出す根っからの記者」(前出・元同僚)との評価もある。前述の講演では、横浜支局でデスクをしていた時に「県版をほとんど署名記事にして上司とぶつかった」などというエピソードも明かしている。
その本田記者自身、今回の異動に何を思うのか。本誌が電話で直撃すると、
「くだらないことを聞くなよ。ジャーナリストなら、もうちょっとまともなことを取材したらどう?」
と切られた。
いずれにせよ、型にはまらない記者が一人、紙面から消えることになる。
http://www.mainichi.co.jp/syuppan/sunday/tokusyuu/news/20060310-120401.html
>ジャーナリストなら、もうちょっとまともなことを取材したらどう?
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