<中国外相>「誠意と勇気を」と、靖国参拝中止を要求
【北京・西岡省二】中国の李肇星外相は7日、外交政策に関する記者会見を開き、日中関係について「歴史上、中国国民は被害者である」と改めて戦争被害の事実を強調した上で、「いま大切なことは、日本の個々の指導者が十分な誠意と勇気を持って自分たちの誤った行動を改めることだ」と述べ、日中関係修復に向けて小泉純一郎首相らの靖国神社参拝を中止するよう強く求めた。
会見で李外相は「中日間の政治が直面する困難な問題は、日本の個々の指導者が侵略戦争のA級戦犯を参拝し続けていることだ」と改めて指摘。「日本の指導者は中国国民や侵略戦争で被害を受けた国の人々の感情を再び傷つけるべきではない」と強い口調で訴えた。
さらに李外相は、ドイツの戦後対応を引き合いに出して「ヒトラーやファシストを拝んだドイツ人はいない」と発言。また「米国民は1941年12月7日に起きた出来事(真珠湾攻撃)を忘れられない」「真珠湾攻撃と同じ日に日本侵略者がマラッカ海峡を攻撃し、罪のないマラッカの人を傷つけた」などと語り、日本に反省を求めた。
いい加減、反感を買うだけだと気が付かないものだろうか。
これに対する日本の反応
小泉首相「外交カードにならぬ」
小泉純一郎首相は七日夜、中国の李肇星外相が首相の靖国神社参拝を重ねて批判
したことについて「もう靖国は外交カードにならない」と不快感を示した。
さらに李外相が「A級戦犯参拝は受け入れられない」などとしていることに対して
は「(参拝は)戦没者全体に対してだ」と反論した。首相官邸で記者団の質問
に答えた。
ソース:産経新聞(東京版)3月8日14版2面(総合面)
官房長官「中国外相の批判、品格欠ける」・外交上不適切
安倍晋三官房長官は8日午後の記者会見で、中国の李肇星外相が7日の会見で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を激しく批判したことに対して、「現職の外交当局トップの地位にある人物が他国の指導者に対し『愚かだ』とか『不道徳である』といった品格に欠ける表現を用いるのは外交儀礼上、不適切だと思う」と反発した。
靖国問題に関しては、「(小泉)首相のお気持ちは累次、説明してきている訳だから、当然中国側も承知しているのではないか」と強調した。〔NQN〕
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060308AT3L0805P08032006.html
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