去年のこの記事を、みなさん覚えておいででしょうか。
奈良高校の韓国修学旅行「31周年」 特別な韓国への愛情
20日午前11時、京畿(キョンギ)道・龍仁(ヨンイン)市にある韓国民俗村の入口でのことだ。制服を着た350人余りの日本人高校生らが記念撮影をしようと並んでいた。大阪にある智辯学園・奈良高校2年の生徒たちだった。この高校生一行は18日から慶州(キョンジュ)や景福宮(キョンボックン)など韓国文化の史跡を4泊5日の日程で見学している。
奈良高校の韓国修学旅行は今年で31年目。1年も欠かしたことがなく、2年生は全員がが韓国に来ている。智辯学園の藤田照清理事長(73)の韓国に対する格別な愛情とこだわりのためだ。新型肺炎「重症急性呼吸器症候群(SARS)」の発生により海外旅行が敬遠された2003年度も、藤田理事長が保護者らを説得、生徒たちを韓国に連れてきた。谷口(62)校長は「10年前から週1回で韓国語の授業をしている程、智辯学園と韓国の関係は特別」と話した。
民俗村内の韓国食堂で石焼ビビンバを注文したムトウ・マイ(16)さんは、ビビンバが出てくるとコチュジャンをスプーン一杯にすくってご飯と交ぜた。「日本でもよく食べていた料理なので美味しいです。キムチやコチュジャンも大好きです」
ヤマダ・タカヒロ(16)君に「韓国の子どもたちが独島(トクト)の話をするのを耳にしたか」と聞くと、「韓国語だから聞き取れなかった。韓国に来る前、担任の先生から独島や歴史の問題について話しかけられても相手にするなと言われた」と正直に語った。
伝統衣装を着たヨッチャンス(飴商人)の前で記念写真をしていたキリイ・タマキさんは「出国する前に両親から、韓国に行ったら韓国式に行動すれば目障りにならないと言われた」と話した。
韓国の小学生たちが数人集まってきて「独島は韓国のもの!日本は出て行け」と言った。韓国人ガイドたちは顔が赤くなった。しかし日本人の生徒たちは笑いながらこの子どもたちを不思議そうに見つめるだけだった。教師のトヨサキ・ヨシノリ(55)さんは、「これまで韓国人がうちの生徒たちに嫌な言動を見せたことは1度もなかった」と話した。
藤田理事長は「私たちの学校では最近問題になっている扶桑社の教科書を採択しなかった」とし、「これから大切なのはうちの生徒たちが韓国に親近感を持って、正確な事実を知ること」とした。また、「韓国の修学旅行があと4年で35回目を迎える」とし、「過去の日本の植民地統治35年をしょく罪する意味でも、あと4回は必ず韓国に来るだろう」と話した。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/04/20/20050420000056.html
しょく罪の意味から韓国へ修学旅行に行くという、奇妙な教育方針の智辯学園。
先日、この修学旅行に参加した生徒さんと知り合う事が出来ました。
ブログ続けていると、いろんな人に出会えるなあ。
修学旅行の体験記を書いて欲しいとお願いした所、快く受けてくださり、↓のようなコメントを頂きました。
トミーさんに感謝!
Commented by トミー
こんばんは。
わざわざ私のブログまでまた来てくださり、コメントまで残していただいたこと、とても嬉しい限りです。
ブログの件ですが、私もあの修学旅行からほぼ一年がたち、もう2ヵ月後にはまた私の学校の生徒が韓国へと出発します。
私はあと一年で卒業ですが、卒業をする前に皆さんの考えや意見を私自身の視野を広げるためにも、学校という狭い組織の考えにとらわれないためにも、是非お聞きしたいです。
私のようなまだまだ未熟者のブログですが、よろしければ紹介していただければ幸いです。
本当に有難うございます。
散歩道様に出会えていなければきっと私はこのまま高校時代の修学旅行という思い出を『嫌な思い出』のまま、誰に言うことも出来ずにいたと思います。
どうかよろしくお願いいたします。
誰にも言えない『嫌な思い出』になってしまうような修学旅行が、果たして本当に良い教育なのか。
ともあれ、さっそく トミーさんの修学旅行記を紹介します。
若者の戯言~某・有名??私立校に通う現役高校生のつれづれなるままに~より
+はじめに+
今からする話は私が韓国の修学旅行時に実際に韓国へ行って感じたものです。
あくまで、私個人の意見と視点から書きます
(中略)
+不安+
私が修学旅行に行く少し前、世間では『竹島問題』や『反日デモ』のことがとても多くの各メディアで取り上げられ、問題になっていました。毎日のように様々な政治家の方や大人の方が色々な議論をされ、テレビでは衝撃的なデモの様子が放送されていたように記憶しております。
私たちの親もだいぶ心配していたようで、学校には修学旅行の中止を求めたり、安全なのか、行く時期をずらせはしないのか、問題はないのか、どこか別の場所へ行けないのか…と、電話がかかってきていました。
親からしてみればこれは至極当然のことでしょう。
(中略)
何事もなく無事に韓国に着きました。
ホテルの方もバスのガイドの方もとても親切で良い方で、日本であれだけ騒がれていたのはなんだったの?というぐらいでした。
竹島問題もデモも、忘れてしまいそうでした。
ただ、それが忘れられないのはバスの横には必ず警察の白いバイクが毎回警備の為についている、その風景があったからでしょうか。
バスの窓からそれを見るたびに少しの影が確かに私の心には広がりましたが、あまり意識はしていませんでした。
(後略)
http://ameblo.jp/a-stupid-youth/entry-10009786720.html
警察の警備が必要な所に生徒を連れて行くなよ…
+重+
(前略)
一人の男の子が列からすっと出て私の方を指差し、言いました。
『竹島!!竹島!!!』
『竹島 is mine!』
隣にいた先生がさっと顔をこわばらせたのが分かりました。
私はあまりにも突然の出来事でどういう反応をしたら良いのかわからず、ただその子を見続けていました。
一瞬にして思考が飛び、私の頭の思考回路はストップしました。
その指をさしてきた子が本当に私個人に向けて言ったのか、周りに沢山いた他の同級生に向けて言ったのか、はたまた先生や大人達に言ったのか…それは分かりません。
しかし一瞬ですが確かに私はその子と目が合いました。
引率をされていた先生らしき人は気づいているのかは分かりませんが、何も言いませんでした。
その子の周りの子達は笑っていました。
その 笑顔の真意はわかりません。
しかし私にとってその子達の笑顔は、間違いなく『何か得たいの知れないもの』でした。
(後略)
http://ameblo.jp/a-stupid-youth/entry-10009829815.html
>『竹島 is mine!』
まず間違いなく、その小学生の引率の先生が炊き付けてる。
実際に修学旅行へ行った人の体験記だけあって、リアルな心情が良く伝わってきます。
かなり貴重な体験記。
皆さん、ぜひトミーさんのブログに感想をお願いします。