小泉首相、｢永田ってやわだよね。」

　「メール問題」で入院している民主・永田議員について、小泉首相は「あの程度のストレスで入院なら、私は毎日入院しなければなりませんねぇ」と述べ、不快感を示した。

　また、記者団からの「明日の謝罪で武部幹事長および二男の名誉は回復すると考えますか？」の質問には「それだけで名誉回復はできないでしょう。あれだけ誹謗中傷したんですからね」と、答え何らかの処分が必要との認識を示した。しかし、「国会の懲罰で“除名”となると政治的“死刑”宣告なので…」と、懲罰動議での除名までは考えていないことを明らかにした。

　　NHK「ニュース７」より

送受信者は同一人物…永田自ら黒塗り関与か
野田「内容には真実性」となお弁明
　堀江メール問題で、これまで黒塗りされたまま不明だったメールの送受信者が、同一人物であることが２７日までに分かった。病院に雲隠れした永田寿康衆院議員は、２８日にも謝罪会見を開く予定だが、黒塗りは永田氏自らの手で入れていた疑惑も浮上。厳しい追及は避けられそうにない情勢だ。

　民主党調査チームが、メールの信憑（しんぴょう）性を再検証するため、黒塗りのヘッダーの送受信者の解明に取り組んだところ、いずれも、永田氏にメールを持ち込んだ「フリー記者」のメールアドレスが記されており、ライブドア前社長の堀江貴文被告とは別人であることが確認されたという。

　その一方で、受信日時については、実際にメールに記されている「（昨年）８月２６日午後３時２１分３５秒」である可能性が高いことも確認。昨年８月時点で、ライブドア側と政界の資金的なつながりが注目されていなかったことを踏まえ、党関係者は、「実際の社内メール情報を基にして作成された可能性はまだ否定できない」との希望的観測を漏らし、メール自体を「まだ完全な偽造とは言い切れない」という。

　野田佳彦国対委員長も、２６日のテレビ番組で、「内容はかなり真実性が感じられる部分もある」と弁明している。

　しかし、当初の党の調査では「永田氏が入手した当初から黒塗りされていた」としていたヘッダー部分について、党関係者は、「永田氏が自分で塗りつぶしたもの」と新たに証言。

　すでに、自民党の平沢勝栄衆院議員はこのメールについて、「永田氏に仲介したというフリーの記者自身がライブドア関係者に作成させたものだ」と、『捏造（ねつぞう）』であることを指摘していたが、永田氏の“自発的関与説”も浮上しているのだ。

　永田氏は当初、「ネタ元は当然、信頼できる人間です」と強調していたものの、入院後は「ネタ元にだまされた」と漏らしているとも言われ、その言動の無責任さに改めてあきれる声が上がっている。

佐藤道夫氏
　「堀江メール」問題で、民主党の前原代表や鳩山由紀夫幹事長ら同党幹部は２６日午前、テレビ各社の報道番組に出演して釈明に追われた。この様子を見ていた元札幌高検検事長で同党の佐藤道夫参院議員＝写真左＝は「立法府の信頼とともに、民主党という政党のあり方が問われている。党幹部は現状を深刻に受け止めていない」といい、こう警鐘を鳴らした。

　「国会議員には数多くの未確認情報や文書が持ち込まれる。それを国会で取り上げて、他人を追及する以上、その真偽について十分に調査・検討するのは当然。検察官が裁判所に提出する証拠を徹底的に調べたり、新聞記者が記事にする前に確実な裏づけを取るのと同じだ。党幹部のテレビでの説明を聞くと、『信憑（しんぴょう）性の裏づけは１００％ではない』『断定的に取り上げたのが問題だった』などと軽く考えているようだが、これはおかしい」

　「世間では、国会議員がかかわった法律や文書は正しいという常識だったが、このままでは『国会議員はいい加減だ』と立法府の信頼が失われることになる。また、怪しい文書を見抜く力もなく、国会追及を認めた民主党の信頼も失われる。党幹部らは番組で『（ライブドアと自民党の間には）闇はある』と繰り返していたが、その根拠も示さなければ話にならない。国会議員の立場を理解しているのか。永田氏１人の責任ではないでしょう」

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_02/t2006022735.html

国会の自爆男は一体何がしたいんでしょうね。