ほこりまみれの釜山

ホコリを吸い込んでいる釜山

釜山市民がよく利用する医療機関、地下鉄の駅舎など、一部の共同利用施設の室内空気中で、呼吸器疾患の原因となる微細ホコリと浮遊細菌が環境維持基準を超過していることが分かった。

釜山市の保健環境研究院は、昨年4月から12月まで、釜山の地下鉄1、2号線の9つの駅舎と地下のお店、医療機関など釜山地域の共同利用施設60ヶ所に対する「室内空気の質の分析結果」を23日に発表した。

調査結果によると、Ｂ病院の待合室の場合、総浮遊細菌が1,920CFU/㎥も検出され、環境基準(800CFU/㎥)を倍以上超過しているものと調査された。浮遊細菌は、空地中にある大腸菌、一般細菌、真菌(カビ、酵母)などで、固体数が多いほどブドウ状球菌、連鎖状球菌など病院性細菌が存在する可能性を高めることになる。この病院の待合室ではまた、二酸化炭素も1,328ppm検出され、環境基準(1千ppm)を大幅に超過していることが分かった。

微細ホコリは体内に浸透し、呼吸器疾患の直接的な原因になると知られている。

地下鉄1号線Ｂ駅のホームでも微細ホコリが161.8㎍/㎥も検出され、環境基準(150㎍/㎥)を超過していることが分かった。

チムチルバン（サウナと銭湯などが一体となった施設）の場合、まだ浮遊細菌に対する環境基準が定まっていない。しかしＣチムチルバンの休憩場では、浮遊細菌が1,48CFU/㎥も検出され、医療機関の環境基準(800 CFU/㎥)を超えており、チムチルバンに対する環境基準を早期に設定する必要があると分析された。

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