国連次期総長選び 韓国じらす戦略 支持カード伏せる日本
今年末に任期が切れるアナン国連事務総長の後任候補に韓国の潘基文外交通商相が名乗りを上げたが、政府はぎりぎりまで態度を鮮明にしない方針だ。韓国は歴史認識や国連安保理改革などで日本側の神経を逆なでしており、政府としては「支持できない」(政府関係者)のが現実。政府は、次期事務総長選びへの対応を、韓国への“外交カード”として温存する戦略のようだ。
次期事務総長は、慣例となっている地域輪番制に従えばアジアから選出されることになる。米国は地域輪番制に異議を唱えているが、日本は「次期事務総長はアジアから選出されるべきだ」(安倍晋三官房長官)との立場を示している。
しかし、アジアからは潘氏に加え、タイのスラキアット副首相、スリランカのダナパラ元国連軍縮局長が出馬を表明。韓国が日本の支持を当て込んでいるのに対し、安倍官房長官は十四日の記者会見で「候補者の能力、経験および国連改革の前進などの観点から総合的に判断する」と述べるにとどめた。
政府内には日韓関係を好転させるべく韓国を推す声もあるが、韓国は小泉純一郎首相の靖国神社参拝や歴史認識問題をめぐって日本を批判、日本の国連安保理常任理事国入りにも異を唱えた経緯がある。
このため、政府は「事務総長選出問題で韓国側をじらすことで、その対日姿勢を牽制(けんせい)していく方が戦略上得策だ」(政府関係者)との判断に傾いている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/16pol003.htm
日韓関係改善の為と称して、韓国を推すような愚はだけさせられない。
【国連事務総長選】「日本政府、潘基文支持困難」
日米の対応に注目集まる
潘基文(パン・キムン)外交通商部長官の国連事務総長出馬に対し、米国や日本などは原則的な立場だけを示している。小泉首相は14日、「次期事務総長はアジアから選出されるべき」という原則論だけを明らかにした。しかし日本メディアは韓国が日本の国連安保理常任理事国進出に反対する立場であるだけに、日本の支持を得るのは難しいと見通した。
読売新聞は日本政府の関係者の言葉を引用し、「日韓関係は重要だが、潘基文支持は難しい」と報じた。毎日新聞は「日本政府は誰を国連事務総長に支持するかを安保理常任理事国進出と連携させている」とし、「国連事務総長が紛争国から選出された前例はない」と指摘した。
米国防省スポークスマンは「米国がどの候補を支持するか明らかにするのは時期尚早」とした。インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは朴銖吉(パク・スギル)前国連大使の言葉を引用、「韓米同盟のために中国とロシアが躊躇する可能性がある」と指摘した。中国政府はこれと関連、特別な論評を発表していない。
シラク・フランス大統領はタイの英字紙ザ・ネイションとのインタビューで「時期総長は英語とフランス語を駆使でき、国際社会の統合リーダーシップを持った人物であるべき」と話した。
韓国政府はこれまでこれらの国々との関係に対し、「深化した同盟関係」、「これまでにない良い関係」、「全面的な協力同伴者」などと言及してきた。今回の事務総長選出の過程では、このような表現が果たして事実であるのか、韓国外交の現住所が露呈すると見られる。特に米国と日本との協力が過去と同様に行われるかが注目される。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/02/16/20060216000013.html
>「深化した同盟関係」、「これまでにない良い関係」、「全面的な協力同伴者」
自称世界で一番愛されている韓国だからねえ。