英歴史教育は「ヒトラー偏重」=ご意見番が批判
【ロンドン22日】中国が反日教育一辺倒なら、英国の歴史教育は「ヒトラー偏重」―。英国の教育問題のご意見番である非政府機関「資格・カリキュラム機構」(QCA)はこんな報告書を発表、中・高校生に対する英国の歴史教育はナチス・ドイツ関係に時間を割きすぎ、他の項目を割愛するうらみがあると批判した。(写真はナチス総統アドルフ・ヒトラー)
報告書はまた、ヒトラーとともに15世紀から17世紀のチューダー朝時代も偏重されており、「英国には長い、豊かな歴史があるというのに子供たちに教える内容が狭すぎる」と苦言を呈した。
英国の歴史教育が「ヒトラー化」しているとの批判はこれまでも指摘され、特にドイツのトーマス・マトゥーセク駐英大使は「英国人はナチスのことで頭が一杯で、戦後ドイツの姿にあまりにも無知だ」と警告を発していた。
QCAはこうした批判を受け止め、近く現代ドイツに関する授業内容のガイドラインを発表すると予告している。〔AFP=時事〕
http://www.ocn.ne.jp/news/data/20051223/a051222094601.g6drra8o.html
他人の非難ばかりしていないで、少しは自分達の蛮行も教えろと。