韓国旅行に行った時、ネタに買ってきたイテの本を読んでいる人がいました。
ver2005氏のスレ。
ソウル大学の教授といえば今や黄禹錫になっちゃって
今更という感もありますが、あの李泰鎮君が9月に出した本を紹介します。
タイトルは
「東大生に聞かせた韓国史」
です。
内容は2004年6月24日〰7月15日に東大総合文化学科大学院で集中講義の録音を、そのまま出版したものらしいです。(最終日にzeong氏が乗り込んだアレです。)
内容はイマイチ面白くない(ってゆうか予想通りの斜め上っぷり)けど、とりあえず前書きの面白かった部分を紹介します。
日本の間違った歴史認識は東アジアだけでなく世界人類の平和のために必ず修正しなければならない。そのために最も被害を受けた韓国がしなければいけない事が非常に多い。
加害者が悔い改めるのが最善なのだが、それが出来ないのならば被害者が不法と暴力を直接指摘し目覚めさせねばならない。
韓国は今まで、その責務を放棄してきたに等しい。
・・・泰鎮クンよ、俺に言わせりゃ韓国は充分に、いや充分過ぎる程にその責務を果たしていると思うのだが・・・。
近代韓国は無能の時代ではなく、明治日本の侵略に苦しみながら自修自強の努力をたゆまず追及してきた歴史を残した。
韓国を武力で強制併合した日本はその歴史を埋蔵し、日本による近代化を強調してきたせいで、韓国人は未だに正しい歴史を知らない状況が続いている。
(中略)
私は、我々自身が間違った歴史認識を持っている限り日韓の歴史紛争は解決しないと考えている。我々が歴史の真実をしっかりと理解しないで、日韓の歴史紛争を解決できようか? これがこの本を出版した最も大きな理由である。
彼の言う「正しい歴史」とは、現在韓国人が普通持っている半日的歴史観では全然全く物足りないものらしい。そして、韓国人が現在よりも徹底した半日歴史観を持ったときに日韓の歴史紛争は解決するらしい・・・。
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=thistory&page=2&nid=1539260
わざわざ韓国で購入してきたイテの本。
面白そうな所だけざっと教えて貰ったけれど、
「内容が無いのが分ったからもういいや。」
でも、折角なので目次だけでも紹介します。
(訳:いっぷに)
第1講義 日本の韓国史歪曲出発点としての高宗時代
歴史の真実を探して
日本侵略主義の韓国史歪曲
韓国強制併合はまさに征韓論の実現
高宗時代が歪曲の出発点
歪曲された儒教の‘悪政’
日本の経験とは異なる歴史
14世紀後半の百姓(注:一般的な国民のこと)の誕生と朝鮮王朝
民生向上に全力投球した儒教王朝
朝鮮中期の公論を表に出した儒教
16~7世紀長期自然災害による王朝の乱脈
外界衝撃による大災難
神の登場をもたらした外界衝撃
天変地異に対する人類社会の対応
18世紀儒教の近代指向と朝鮮中華主義
太平軍主と‘民国’
19世紀守旧勢力の反動に対する民衆の抵抗
第2講義 韓国の開国に加えられた日本の暴力と歪曲
19世紀東アジアの危機
高宗の開化政治指向性
近代化成果に対する日本の牽制
高宗時代の真実探し
雲揚号事件の切れはし
朝鮮が自ら立ち上がった江華島条約
第3講義 日清戦争前後に思うままになされた日本の暴力
国際法と条約に関する情報収集
大韓帝国の国際法認識
国際法遵守の目標は永世中立国
清国軍出兵要請は袁世凱が強要したもの
内政干渉拒否に景福宮武力進入
王が作成した王妃の一代記
景福宮裏に建てられた洋館
1年先立って企てられた王妃殺害事件
日清戦争の結末と王妃殺害
第4-1講義 韓国の自主的近代化に対する中国・日本の妨害(1)
-近代化事業の方向性を中心に
近代韓国の自力近代化の可能性
武器購入と新式貨幣制度の準備
景福宮前に設置された最初の電気施設
光武改革のはじまり
新式金融制度の導入
皇国協会と独立協会
大韓天一銀行の発足と中央銀行設立準備
‘利権侵奪’の実情
第4-2講義 韓国の自主的近代化に対する中国・日本の妨害(2)
-ソウル都市改造事業を中心に
大韓帝国の国土開発計画と全国鉄道網
ソウルの測量地点
放射状道路と記念物の設置
独立門と圜丘壇
都心の市民公園
放射線状道路体系の中心に慶雲宮をつくって
近代化事業の成果と挫折
第5講義 日露戦争と日本の韓国主権奪取工作
都市改造事業が否定する植民地近代化論
近代的国家予算制度の発達
純宗皇帝の署名偽造
署名偽造者は誰か
主権奪取条約の欠格・欠陥
略式条約を正式条約として仮装
名称が抜け落ちた「乙支保護条約」
代役として行なった高宗皇帝強制退位式
第6講義 韓国併合の強制と不法性
日本の韓国併合条約準備
皇帝が署名しなかった併合条約
特別講義 東アジアの未来-歴史紛争を超えて
序論
西洋西暦が来る前の東アジア各国の中華主義
国際法受容後に展開された各国の中華主義の変形的状況
日本の東アジア盟主提唱と20世紀東アジア国際関係の悲劇
21世紀巨大中国の中華意識と東アジア国際関係の脅威
結論
東アジアの国際観と国際関係再確立の道
>外界衝撃による大災難
この項目では隕石が落下した朝鮮半島のイラストがあって、隕石の所為で朝鮮は貧しかったニダと。そのことは過去の書物にも書かれているニダと。
全体を通して「○○の所為ニダ」(勿論、主に日本の所為)が貫かれていて、それだけで朝鮮民族が進歩しなかった理由が良く分かるというものですが、これを真面目に全部読むのは労力の無駄のような。
いつもどおりの主張だしなあ。
でも、折角なので第5講義あたりの訳をいっぷにさんに頼んであります。
気長ーに待ってあげてください。