ドル札偽造「明白な事実」 米代表、北朝鮮に中止要求
6カ国協議の米国首席代表であるヒル国務次官補は20日、北朝鮮による米ドル札偽造は「明白な事実」とし、北朝鮮は即刻、偽造を中止すべきだと訴えた。ワシントンで開かれた韓国人記者団との懇談で語った。
聯合ニュースによると、次官補は「スーパーノート」と呼ばれる北朝鮮の偽造100ドル札が「数百万ドルに達する」と指摘し、偽造に関する証拠について北朝鮮側に説明する準備があると言明。「米政府は貨幣を保護する義務がある」と強調した。
また北朝鮮が強く反発している米国の金融制裁は6カ国協議や外交とは別問題で「私が北朝鮮側と論議できる問題ではない」と指摘。北朝鮮は早期に6カ国協議に復帰すべきだと訴えた。
協議再開の見通しについては「北朝鮮が中国と意見交換中と承知しており、中国が再開時期を決めて知らせるのを待っている」と語った。(共同)
http://www.sankei.co.jp/news/051221/kok052.htm
いよいよ本格的に追い込みに入ってきましたね。
北朝鮮の偽造紙幣「スーパーノート」とは?
米国政府が今月16日、北朝鮮による偽造紙幣のドル製造の証拠だと説明した内容が、少しずつ具体化している。北朝鮮の外交官が第3国の銀行に偽造紙幣を振り込んでいる写真などのほか、北朝鮮がスーパーノート(超精密100ドル偽造紙幣)を外国駐在の北朝鮮公館を通じて大量流通させているという事実も説明したことがわかった。
北朝鮮はまた6か月ごとに偽装紙幤の欠点を補完し、すでによほど高性能の機械でなければ、確認が不可能なほど精巧になったという内容も含まれた。
◆ スーパーノート公式名称C-14342
米国側は今回のブリーフィングで、北朝鮮が製造したという100ドルの偽造紙幣だけを「スーパーノート」と呼ぶと説明した。他の偽装紙幤はレベルが低く、スーパーノートとは呼ばないという。
1990 年代半ば、頻繁に使われたスーパー-Kや最近、その精密度がさらにアップしたスーパー-Xは両方ともに「北朝鮮製」の別称だ。15年間これを追跡してきた米国の秘密検察局は「北朝鮮製スーパーノート」を公式には「C-14342」と名付けたと明らかにしたことがわかった。
関連説明を聞いたある外交消息筋は今月19日、「北朝鮮が製造したというのはほぼ100%確実な話」と述べた。消息筋によると、米国は1989年にフィリピンで初めてスーパーノートを見つけたが、北朝鮮高官の業務に関連した荷物のなかから発見したという。
米国側はまた、「インタグリオ(intaglio)」と呼ばれる超精密凹版印刷機が、北朝鮮によって取り引きされており、米国の造幤局で使うスイス製の「インテルリオカラー」という機械を輸入した事実なども確認したという。北朝鮮は、国際テロ団体や旧東ドイツ、ロシアマフィア犯罪組職などを通じて関連機械を日本やドイツから購入したとソウルの外交消息筋は伝えた。
◆ 第3国の大使館が窓口
米国側は最近外電に報道されたアイルランド労動党の元党首ショーン・ガーランド氏と関連した各種の盗聴及び写真証拠資料も提示したと消息筋は伝えた。米国は英国で犯罪捜査局と合同で 1998年の作戦名「マリ」という名前で英国に流通するスーパーノートを追跡しており、その結果ショーン・ガーランド氏が最高責任者であることを確認したという。
両国の捜査当局は、バーミングハムのある両替所で、アーラン・ジョーンズという盗人が10枚のスーパーノート(1000 ドル)を両替した事実を確認して、ただちに秘密要員2人をこの組職に潜入させ、1年6か月間にわたる盗聴を通じてスーパーノートの流通過程を確認した。その過程でロシアの駐モスクワ北朝鮮大使館が、スーパーノートの供給源であることを確認したという。
これと関連し、英国のBBCは英国の捜査当局を引用して「駐ロシア北朝鮮大使館と昔のKGB要員たちが関連している」とし、「1999年6月、米国・英国・ロシアの合同捜査グループは尾行と盗聴などを通じてショーン・ガーランド氏と北朝鮮大使館間の取引の事実を確認した」と報道したことがある。
米国と英国の捜査当局は当時、北朝鮮大使館とショーン・ガーランドの間で数年間やり取りされたファックスの内容を確保したことがわかった。ソウルの外交消息筋はこの報道内容が「ほぼ間違いない」と確認した。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/12/20/20051220000033.html
アメリカとしては、どうしても北を叩かなければならない理由がある。
さあ、どうなる!?