中国江蘇省:労働改造農場に1万人の大暴動
【大紀元日本12月19日】江蘇省北部にある大豊労働改造農場(強制労働収容所に当たる)は10月16日、1万人の大暴動事件が発生した。今回の暴動で、 500人以上の負傷者が出ており、1300人の囚人が逃走し、近年中国での労働改造農場の最大規模の暴動事件となった。国務院は江蘇省及び近隣の安徽省、山東省の三省から2万人以上の警官を動員し、道路や水路を封鎖し逃走者を捜査すると命じたが、10月末の時点、まだ650人が行方不明のまま。香港・中国政情誌「争鳴」11月号が伝えた。
「代休」を取り消されたことで、大暴動の引き金となった
事件のきっかけは、農場の管理側が、元々約束した10月16日の代休を取り消したことが原因だった。管理側は、農産品の需要が高い建国記念日に当たる 10月1日、2日の連休を取り消し、代わりに16日を代休とすると約束した。しかし、16日に代休を取り消す命令が出された。受刑者が早期釈放を目指すために自主的に代休を放棄したと管理側は説明した。これは大暴動の引き金となった。
暴動の中で、建物にある5階の事務所が全壊し、二十数台のトラックが壊され、十数台のジープ、オフロード車が盗まれた。さらに、受刑者から500名の負傷者が出たほか、怪我や死亡の警察と監視員も多数いると伝えられた。
その後、大豊労働改造農場の周辺通路は軍によって封鎖された。
この10年間で、中国の刑務所と改造労働農場では暴動や騒乱事件が続発しており、劣悪な環境や、監視員の資質の低さや、受刑者に対する虐待などが原因と見られている。今年だけで、江西省九江、萍郷監獄、雲南省思茅農場、陜西省榆林監獄、河北省石家莊監獄、河南省開封刑務所、黒龍江省チチハル刑務所など、暴動と騒乱が発生したという。
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/12/html/d38476.html
江蘇省だけで一万人と言う事は、全国ではもっと収容されてるんだ…