その口の悪さで急速に国民の支持を集めつつある麻生外相。
この人の発言は面白いですね。
外務大臣会見記録(平成17年12月13日(火曜日)10時57分~於:本省・会見室)
(問)総理が内政懇で来年9月の総裁選に関して、安倍官房長官に「逃げては駄目だ」という言い方で出馬を強く促す発言をされたことが反響を呼んでいますけれども、大臣どのようにお聞きになったか教えて頂きたいと思います。
(外務大臣)まず最初に、今の話は、私は新聞を読んでいないから内容は本当かどうかわからない。だから迂闊には答えられない。何かそれが問題なんですか。どこを問題としたいんでしょうか。
(問)総理のその発言は、安倍さんに肩入れした発言とも受け止められていますけれども、それを総裁候補の一人としてどのようにお聞きになったのかということで、不安や関心があるのですか。
(外務大臣)関心があると思われているほど関心がない、まず最初に。それが一つ。それから、なんでしたか。
(問)「逃げては駄目だ」と。次期総裁選。
(外務大臣)次期総裁選、逃げては駄目。ちょっと言葉が少なすぎじゃないか、これは。ちょっと、質問する以上、ちゃんと質問した文、しゃべった文章そっちは書いてあるんだろうから、書いた文章言ってください。
(問)来年の総裁選に関して、党内から安倍さんを温存すべきだという声が出ていることに対して、チャンスはそうないんだから・・・
(外務大臣)温存すべきだと言った人がいるんだ。
(問)います。
(外務大臣)誰が。
(問)党の幹部が言っているのに対して総理は・・・
(外務大臣)党の幹部って誰。複数以上いるということみたいだね。
(問)森さん。
(外務大臣)森さんて、一人だね。
(問)はい。
(外務大臣)質問するときに、テレビの前で質問するときにいい加減な質問に答えていい加減な答え出してそれを後々言われたんじゃかなわんからね。だから、きちんと、質問の意味をきちんと言った上で前提条件をはっきりしてしゃべらないと、まともにストレートに聞くというところだけは新聞記者として唯一ほめてあげるところだと言って前にほめたと思うので、質問するならきちんと前提条件をおいて質問しないと、後であのときこう言ったじゃありませんかと、今度また別の記事にして飯食おうったって、そういうような話に乗るほど、それほど人良くないから。きちんと前提条件をおいてしゃべって。
(問)はい。それで、そういう、森さんがそう言ったことに対して、総理は、「チャンスはそう無いんだから逃げたら駄目だ」と出馬を強く促したんですけれども。
(外務大臣)それのどこが問題なんですか。
(問)その感想をお伺いしたいということなんですが。
(外務大臣)感想。
(問)安倍さんという個人名を出して、後継として安倍さんを肩入れしたとも受け取れる発言なんですけれども、それに対して。
(外務大臣)まず、肩入れしたとも思わないし、それからチャンスはそう無いから逃げちゃ駄目だというのは、安倍晋太郎先生のことを考えたろうし、いろんな条件で考えれば普通の話なんじゃない。取り立てて、あんまりニュースがないからどうしてもこれを取り立ててニュースにして地方に流す通信社のネタにしようっていう意図はわからないでもないけど、あんまりそんな重大な発言ですかね。と、僕はそう思う。
(問)内政懇談会で、総理が民主党との大連立について含みを持たすような発言をされました。連立が出来るかどうかは情勢による、任期中の来年9月までに出来るかその後にできるかは予測できないがというような言い方をしたのですが、衆院選で大勝しましてですね、民主党と連立する必要性はあるとお考えですか。
(外務大臣)民主党と連立を組む必要性があるかは、憲法改正、教育基本法等々いろいろ大きな話がありますから、そういった意味では多くの理解を得るというのが正しいと思います。その時に民主党という党はどういった形で、例えば今言ったような大きな問題を、この間の時みたいに2票差で半分ずつみたいな話に割れるということになるのかならないのか、こういった国の根幹に係わる問題をきちんとまとまってできるかできないかというのは大きなところだと思います。そのために党が割れるか割れないかというのは、正直他の党のことなのでちょっと何とも言えませんね。その時の状況にならないと。という感じはしますけど、10カ月くらい先の話でしょうから。民主党の党大会は9月でしょ。自民党と同じ時期でしょ。9 カ月くらい先の話ですからそれまでいろいろ煽って書いておられたらいいのではないですか。
(問)内政懇談会で、「チャンスというのはそう来ない。準備のない人はチャンスが来てもつかめない。困難に直面して逃げたらダメじゃないか」と総理はおっしゃったのですが、これは一般論としても十分通じると思うのですが、麻生大臣の準備の程はいかがですか。
(外務大臣)そうですね、あなたが思っておられる「準備が出来ている」という答を聞きたいのだろうけど、最近の生活状況にいたらとてもそんな準備は出来ません。今日からまた香港でしょ。なかなかそういう準備を出来るような時間的余裕がない。せめて、夜、寒い中立たされるあれだけ減らしてもらおうと。夜回りを止めてもらえると準備が進むと思うので、協力してもらえれば、夜回りは是非止めてもらいたい。率直な意見です。
(問)大臣がおっしゃる総裁選に向けた準備というのはどういった準備なのでしょうか。外交で成果を挙げることも準備ではないのでしょうか。
(外務大臣)どうでしょうね。外交ってそんな票になりますか。
(問)私はそれも大臣が外務大臣として何らかの成果を挙げることを判断されることもそれに繋がると思うのですが。
(外務大臣)外交というのはあまり基本的には選挙で票にはならないものなのですよね。しかし今随分時代は変わっていますから、そこのところはわかりませんが、外交というのが票になったというのは少なくとも過去にはあまりないと思います。ですからそういった意味では何とも答えようがありません。ただ、その時間を票を持っている人と話をしたり面会したりした方が票になる。選挙の基本はそうですけどね。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/gaisho/g_0512.html#2
記者を苛めています(w
それにしても外務大臣に質問する機会に、こんなくだらない質問しかしない記者なんか正直イラネ