「2次方程式も解けない理工系学生」…監査院、数理離れの実態公開
「微積分ですか?2次方程式も解けない工学部生も多いです」
地方の国立大学のA教授(数学科)は、工学部の学生のうち、高校で学ぶ微積分すら解答できない学生が半分以上を占めており、甚だしくは中学校で学ぶ2次方程式がわからない学生もかなり多いと述べた。こうした現象が起きた理由は、大学への受験があえて数学を学ばなくても大学に進学できるようなシステムになっているためだ。
監査院が今月8日発表した「需要者中心の教育課程の運営実態」と題した監査結果によると、全国の4年制大学189 校のうち、ソウル大学をはじめとする23校を除く、残りの166校の大学の理工系学部では、より難解な数学部分が抜けた数理「ナ」型の選択ができるように制度を切り替えた。
ソウル大学など、主に上位クラスに属した23校の大学の理工系だけが、共通数学以外に数理Ⅱと微積分などが含まれ、より難解な数理「カ」型の選択を義務付けている。
中間クラスの大学は、「微積分もわからない学生が理工系に進学することを問題視することは理解できるものの、より難解な数理『カ』型を指定すれば、受験生が集まらないのが目に見えている以上、仕方がないではないか」と問い返す。一部の大学は数理「カ」型を選択した受験生に加算点を与えているものの、数理「ナ」型を選択した受験生により有利な点はない。
また、105校の理工系新入生4万6984人のうち、28%に当たる1万3138人は、探求領域でも物理・化学などの科学探求ではなく、主に文科系の受験生が選択する社会探求(政治・経済・世界史など)を選択して入学しているがわかった。
監査院はこのような結果に基づいて、「各大学が、入学選考の計画をまとめる際、理工系は数理「カ」型および「科学探求」を選択する受験生が、数理「ナ」及び社会探求を選択した受験生より不利にならないように対策を講じるように」と教育人的資源部に通知した。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/12/09/20051209000032.html
日本でも学生の学力低下が叫ばれていますが、なんでこんなんで大学に入れるんだろう。