金正日総書記「米国映画に勝たねばならぬ」
映画好きで知られる朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キム・ジョンイル)総書記が米国と欧州映画に対して、「米国映画との競争で勝たなければならない」と述べたと米ワシントン・タイムズが4日、平壌(ピョンヤン)発で報じた。
同紙は平壌郊外にある朝鮮芸術映画撮影所の海外販売担当総責任者であるキム・マンソク氏の言葉を引用、金総書記が北朝鮮の映画監督を現場指導するため最近撮影所を訪れ、このように指示したと伝えた。
金総書記は「私たちは今、欧米の映画と競争することが出来ないが、米国映画との競争で勝たなければならない」と北朝鮮映画の制作水準を高めることを指示した。すでに北朝鮮は国際的な超大作として評価されるだけの作品を制作中であることが伝えられている。
キム・マンソク氏は「北朝鮮の映画産業はまだ零細レベルのため、国際舞台には出ることができない。そのため今年中に素晴らしい作品を制作することに注力しており、『力道山の秘密』がその手始めとなるだろう」と語ったと同紙は伝えた。この映画は北朝鮮の朝鮮芸術映画撮影所と中国の長春映画制作所が共同制作している。
西側の映画約2万作を個人所有するほどの映画好きである金総書記は、映画とドラマ制作にも深く関与し、1998年から自国映画のレベル向上を積極的に推進してきた。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/12/06/20051206000025.html
「勝たねばならぬ」と言っている時点で、負けている気がする。