整形ブームに警鐘!KBS『追跡60分』が徹底告発
昨年末、度重なる整形手術で顔が風船のように脹れ上がった「扇風機おばさん」ことハン・ミオクさんの姿は韓国社会に吹く整形ブームに警鐘を鳴らした。しかし、最近のアンケート調査によれば、韓国女性の53%が相変らず整形を望んでいることが分かった。これはアンケートを実施したアジア9か国の中で最も高い。
7日午後11時5分から放送されるKBS第2テレビ『追跡60分』では「整形共和国」という不名誉な称号を持つ韓国の整形実態を告発する『整形副作用実態報告、江南(カンナム)整形一番街ではいったい何が?』を放送する。
取材陣は整形中毒になった男性と整形手術の副作用で苦しむ患者に取材する。先日、SBSテレビ『真実ゲーム』に出演して「3年間に23回の整形手術を受けた」と驚くべき事実を公開、話題を集めた男性パク・ヒョジョン(24)さんが登場する。チャ・スンウォンの鼻、チョ・ハンソンの目、ウム・ジョンヒのえくぼを手に入れるために手術を受けたパクさんは、先月にも24回目になる顎の手術を受けた。
7年前、胸にシリコンを入れた女性キム某さん(40)。今年6月にシリコン除去手術を受けた後、胸が無くなり乳頭まで腐ってしまった。副作用のため婚約者とも別れなければならなかったキムさんは「まだ事実を知らない母親に申し訳ない」と涙ながらに語る。
8か月前に顎の手術を受けたイ某さん(27)は現在半身不随のため病院で治療中だ。体の左半分が麻痺し、食事も摂ることができない。手術中に起きた脳梗塞のため涙腺とつながる神経に障害を受けて涙も出ない。
番組は潜入取材を通じて副作用をもたらす整形外科の過当競争の実態も暴く。年収3億ウォンのソウル江南にある有名整形外科の課長、1000万ウォンを払えば1時間の番組で名医を紹介するという某ケーブルテレビ局の誘惑など、整形外科の不法PRの実態を伝える。
劣悪な施設も指摘する。整形外科559か所のうち麻酔科の専門医がいる病院は4か所、酸素蘇生器のある病院も19か所しかなく、心臓マッサージ器を備えた病院は1か所もないことが分かった。番組はこうした状況を解決する策として全身麻酔が必要な大手術をする場合、開業医が総合病院の設備やスタッフを借りて手術するシステムを提案する。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/12/05/20051205000010.html
病気でもないのにむやみやたらとメスを入れれば、当然どこかでバランスが崩れるよね。