女系天皇容認に異論 三笠宮寛仁さま
三笠宮寛仁さまが、自身が会長を務める福祉団体の会報のコラムで、皇位継承資格について、男系維持を主張し、女性天皇の子に皇位を継がせる女系天皇の容認に異論を示す文章を掲載されていたことが3日、分かった。
首相の私的諮問機関である皇室典範に関する有識者会議は、女性、女系天皇を容認する方針を決め、吉川弘之座長が10月に発表。11月末をめどに最終報告のとりまとめ作業に入っている。
寛仁さまは「“身内”の小冊子と理解し“プライベート”に語る」として私見をつづっている。憲法が「天皇は国政に関する権能を有しない」と規定し、皇族も準じるとされることを念頭に置いたとみられる。
女系天皇と
女性天皇とをマスコミが意図的に混同させている所為か、区別がついていない人が大半なのか、女性天皇容認と女系天皇容認が一緒くたにされている。
この二つ。何が違うのか。
女性天皇とは、字のとおり「女性」の天皇。
これは歴史上何度かあった事で、女性が天皇になる事自体は問題無い。
ただ、その場合は次の天皇までのつなぎ的な役割だった。
問題になっているのは、天皇家とは男性の方の遺伝子を受け継いで来ているという事。
それが半端な年数じゃない。
世界最長の血脈を誇っている。
これは物凄い事で、他の国は政権が変わる度に血が途切れてしまっているけれど、日本の場合はずーっと同じ血筋が守られてきた。
それも男子の血筋という形で。
愛子様が天皇になっても、
女性天皇であっても女系ではなく男系天皇。
彼女は昭和天皇(男系)の血を引く皇族だから。
けれど、もしも彼女の子供が天皇になったなら、その天皇は天皇家の血を彼女からしか受け継がない。
それが
女系天皇。
要するに彼女の子供を天皇として認めるかという議論なわけです。
女系天皇となると、男性側で受け継がれてきた遺伝子が途絶える事になる。
それは問題だと殿下は言っている訳です。
ここでジェンフリが出てきてつまらない平等論を言いそうだけれど、そんなことは関係無い。
実際に気が遠くなるような時を超えて男系の血が受け継がれていて、その血筋に莫大な価値がある。
外交官を1000人送り込むよりも、総理大臣を送り込むよりも、天皇一人が来訪した方がはるかに効果が高い。それは歴然たる事実です。
女系天皇になる事で天皇の価値が下がって国益を大きく損なうのは大問題。
愛子様萌え~ で気軽に女系に変えてしまうわけには行かない。
一度失ってしまえば二度と戻らないものなのだから。