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日韓トンネル、韓国教授が研究着手
日韓トンネル 「影響客観的検証を」 韓国海洋大朴教授が研究着手 地域振興、採算性など探

九州北部と韓国南部を結ぶ日韓海底トンネルが建設された場合、韓国や釜山市に及ぼす影響について、同市の韓国海洋大物量システム工学科の朴眞希(パクチンヒ)教授(物流計画)が研究を始めた。今後、一年間かけて経済効果や採算性などを調査し、来年八月をめどに報告書をまとめる。朴教授は「日韓トンネル構想は日本側の研究が先行しており、韓国側の視点に立って妥当性を検証する必要がある」と話している。
 同トンネルは、佐賀県唐津市周辺から壱岐、対馬を経由し、釜山周辺に至る総距離二百―二百三十キロ(地上部分含む)の建設構想。これまで日韓で建設推進の動きもあったが、二〇〇三年に韓国建設交通省傘下の交通研究院が経済性などを理由に「妥当性がない」とする報告書をまとめ、議論は下火になっていた。特に韓国側玄関の釜山市は港湾都市として発展した経緯もあり、「物流の通過点になる」と否定的な声も強く、研究や議論は進んでいない。
 これに対し、朴教授は「交通研究院の報告はデータの裏付けが薄い」と指摘。「韓国が北東アジアの物流ビジネスの中心国家となるために、さまざまな可能性を考えなければいけない。特にトンネルの影響を最も受ける釜山を中心に、波及効果を研究したい」と話し、客観的なデータを基に建設の是非を判断する必要性を強調した。
 朴教授は今月七日、釜山市の産学官の交通関係者でつくる「釜山交通フォーラム」のセミナーで講演し、既にこうした考えを発表。今後、英仏海峡を結ぶユーロトンネルや日本の青函トンネルを現地視察するなどし、地域振興、技術面、運営方法、採算性など多様な観点でトンネルの必要性を研究する方針だ。

http://www.nishinippon.co.jp/news/World/Asia/hangryu/report/index.html


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    by oneearth | 2005-10-24 17:27 | 国際
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