６裁判官全員が信任 最高裁判事の国民審査
中央選挙管理会（浅野大三郎委員長）は１２日、衆院選と同時に行われた最高裁判所裁判官の国民審査の投票結果を発表した。今回対象になった裁判官は６人で、いずれも有権者が罷免を求めて「×」印を付けた票が過半数とならず、全員が信任された。
６人は２００３年１１月の前回衆院選後に任命された古田佑紀、中川了滋、堀籠幸男、今井功、津野修、才口千晴の各氏（告示順）。罷免を求めた率は、全員８％前後だった。
最高裁裁判官の国民審査は、任命後最初の衆院選と、１０年経過した後に最初に行われる衆院選時に実施され、今回が２０回目。１９４９年の第１回以来、罷免された裁判官はいない。
自治労が最高裁判事6人全員に×を打つようにと組合員に訴えて、顰蹙を買っていた事を。
