未払い賃金、嫌がらせに小銭で支給

休暇給与未払い分172万ウォンを小銭で支給

　退職した会社から、休暇給与の未払い分172万ウォンを全て小銭で受け取った60代男性が、これを運ぶのに力尽きて交番の武器庫に保管してもらい、翌日パトカーに乗って銀行を転々とするという出来事があった。

　昨年3月に仁川（インチョン）の海砂採取業者Ｈ社を辞めたチョン某さん（62）は、休暇給与172万ウォンを受け取っていないとして1年以上会社側と争い、先月29日に「金を取りに来い」という会社の連絡を受けて居住地の忠清（チュンチョン）南道・舒川（ソチョン）郡から列車に乗って仁川までやってきた。

　事務所に到着したチョンさんは仰天した。10ウォン、50ウォン、100ウォン硬貨数千枚がぎっしり詰まった袋23個が事務所の床に積み上げられていたからだ。重さは200キログラムを優に超えていた。

　チョンさんはひとまずタクシーを呼んで小銭袋を運んで載せたが、銀行が皆閉まっていたため金の預け場所に困った。

　午後7時頃、中（チュン）区・新興（シンフン）洞の中部警察署・新興交番前を通ったチョンさんは、タクシーを降りて交番に入り、事情を説明して一晩だけ世話になることにした。

　交番の武器庫に小銭の入った袋を預け、近所の旅館に泊まったチョンさんは、次の日の朝、再び交番に来てパトカーに袋を載せ、市内の銀行をあちこち回った末、やっと小銭を入金してくれるという銀行を探し出した。

　チョンさんは、「休暇給与の支払い要求を無視してきたＨ社が、仁川海洋水産庁から休暇給与を支払えという指示を受けて気分を害し、私に嫌がらせをしたようだ」とし、「重い袋を持ち帰り、腰を痛めて鍼治療に通う羽目になった」と話した。

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/09/01/20050901000017.html

なんつー低俗な嫌がらせ。