韓流映画 高騰困った
日本における韓国映画の買い付け額がここ数年、10倍近くに高騰している。衰えない韓流ブームもあって韓国スターの来日も相次いでいるが、実際には興行的に振るわない韓国映画も少なくない。そのため、配給会社はDVDやビデオの発売などで回収しているのが現状で、映画関係者からは「あまりの高騰は逆に韓流ブームに水を差すのでは」と心配する声も上がっている。
韓流ブームの火付け役となったテレビドラマ「冬のソナタ」に主演し、“ヨン様”ブームを起こしたぺ・ヨンジュン主演の「4月の雪」が、約7億3500万円と韓国映画史上最高の買い付け額を記録した。ヨンジュンが映画初主演を果たした「スキャンダル」以来2年ぶりの主演作で、「8月のクリスマス」などで知られるホ・ジノ監督、「私の頭の中の消しゴム」(10月下旬公開)にも主演しているソン・イェジンとのラブストーリー。
9月17日からの公開を前にヨンジュンは今月30日、都内で開催されるジャパンプレミアに参加予定で、“ヨン様狂騒曲”が繰り広げられるのは間違いなさそう。しかし、7億円以上のジャパンマネーが支払われたことに、映画関係者は「数年前までは考えられないこと」と口をそろえる。
韓国映画が一躍注目を集めるようになったのは1999年の「シュリ」からだが、日本のマーケットで韓国映画が高騰し始めたのは2、3年前からという。大作「シルミド」(2004年)、イ・ビョンホン主演の「甘い人生」(今年4月公開)、「私の頭-」などはいずれも約3億円で買われたという。人気スターのビョンホンとチェ・ジウが主演した「誰にでも秘密がある」(04年)は5億円以上に跳ね上がった。
出演の韓国スターは公開に合わせて相次いで来日し、茶の間の話題をさらっている。しかし、作品が大ヒットしているかというと必ずしもそうではない。
日本での韓国映画歴代興収トップは、若手人気女優チョン・ジヒョン主演の「僕の彼女を紹介します」(04年)の20億円。「シュリ」(18・5億円)、「ブラザーフッド」(15億円、04年)、「JSA」(11・6億円、00年)などが10億円を突破している。しかし、期待された「甘い-」が6・5億円どまりなど、ほとんどの韓国映画の興収は1ケタ台。上映する映画館の数や公開期間によって興収は変わるが、配給会社の当初の思惑より興収が低いものが多い。このため、DVD・ビデオ発売などの2次利用によってなんとか回収しようと必死という。
韓国映画事情に詳しい関係者は「韓国俳優のギャラが高くなり、所属事務所が製作に名を連ねて製作費の一部を持っていくのも高騰した理由。ブーム以前から地道に買い付けていた独立系の映画配給会社が、韓国映画を見放して撤退するようになれば、自分たちで作り上げたブームを自らつぶすことになる」と警鐘を鳴らしている
http://www.sankei.co.jp/enak/2005/aug/kiji/22koreanmovie.html
まあ、そろそろブームも飽きられて来ているので価格も安定するでしょう。