巷で話題のマンガ「嫌韓流」を手に入れて読んでみました。
日韓問題を広く浅く取り扱った内容で、入門として分かりやすく最初の入り口として良い本かと。
韓国オチャーにとっては既知の内容ですが、今一度確認という意味で購入してもいいですね。
間に挟まれているコラムも面白いですし、1000円を出しても惜しくはない本です。
主にネットの口コミで広がりベストセラー入りしたそうで乗り遅れた私はなかなか手に入らず。
出版社では
公式サイトまで作ってしまいました。
時代の流れに乗ったのでしょうか。
マンガ「嫌韓流」の感想を検索してざっと読んで見たのですが、九郎政宗氏をはじめ何名かが必死で反論している姿が面白かったですね。
この記事をUPしたら、また散歩道にも来て下さるでしょうか。
ただし、証言のみの「決定的証拠」とやらのコピペはつまらないから却下。
感想の方をお願いします。
で、肝心の読後の感想ですが、他のサイトさんはほぼ全面評価の方向で内容について深く突っ込んでいない様なので、私はあえて突っ込みを入れる方向で書いて見たいと思います。
(今この時期に我ながらいい度胸だなw)
書かれている事例については、おおむね間違い無い模様。
広く浅く扱っているので分かりやすいしとっつきやすいけれど、逆に言えば深みが無い。
何割かは確実にNAVERのネタと思われ、どれだけ作者自身で検証したのかなと。
色々調べた上でマンガの形にする為に分かりやすいように削りましたという方向ならいいのですが。
それぞれの内容にもうちょっと補足が入るといいなあと感じましたが、これは「嫌韓流」を読んで興味を持った人が自分で裏取りしていった方が良いかも知れませんね。
あと、事例については問題なさそうですが、その考察については疑問を感じる部分がありました。
例えばマンガでは併合中は平等であった、または平等であろうとしたとしていますが、これはちょっと言い過ぎではないかと。
確かに内地(日本本土)では選挙権・被選挙権もありましたが、朝鮮半島は選挙区になっていませんでした。内地出身者でも朝鮮半島では選挙に参加出来ませんでしたし、選挙区になっていない地域は朝鮮だけではありませんでしたが、自分の住む地域の方針を選挙で決められない時点でこれを平等とは言えないのでは。
また本当に平等であろうとしたなら徴兵・徴用も日本人と同じように行うはず。
こういった感じで扱いに差があったのは事実です。
ただ、この差というのは欧米が植民地に施したような過酷なものではなく、きわめて穏やかな統治であったというのが事実。
この手の突っ込みは三悪人にやらせるとすごい事になるでしょうね(w
でも私の一番の感想は、
そこまで言っておいて最後に日和るな!
どうも結論に違和感を感じるんですね。
無理がある。
車輪氏は併合中は日韓が手を取り合って協力した時代であるという認識を韓国人が持てば友好関係が築けるという考えのようですが、これって何かおかしくないですか?
>併合中は日韓が手を取り合って協力した時代であるという認識
これは日本側から見ればそういうとり方も出来るというだけであって、韓国側から見れば日本に事大しまくっていた時代という事です。
事大行為であるという事は韓国人自身が一番良く分かっています。事大の時代であったと認めても、「事大したおじいさんが悪い」「事実を隠した政府が悪い」となって事大する先と憎悪の矛先が変わるだけ。本質は何も変わりません。
それを日本側の都合に合わせて「手を取り合って協力した時代」という認識に変えた上で友好しましょうというのは、韓国が日本に望んでいる「悪辣な日帝の行為を心から反省」させた上での友好と同じ事。
そんな形で無理に友好しようとするのではなく、距離のとり方を覚える方が良いのでは。
日韓どちらに限らず「事実と違う歴史を訂正」「捏造報道を訂正」「事実を広める」こういった事は地道でも続けていかなければいけない事ですが、その事実をどう捉えるかまでは口出しする事ではありません。
つまり車輪氏と私とでは考えが違うようで。
こういう事は知識の有無とは関係なく、順序だてて考えていけばたどり着く事だと思うのでマンガを読んで内容にびっくりしてしまった人も、一度じっくり考えてみてくれたらいいのですが。
コピペ厨が増えるのはウザイだけなので、内容を吟味して自分で考え確かめるという方向に動いてくれる人が一人でも多く居てくれれば、「嫌韓流」が出版された意義となるでしょう。