黒田記者「悪人の魂を慰めなければまた悪いこと」
日本の産経新聞の黒田勝弘ソウル支局長が小泉首相の神社参拝について「政治家として信念と所信があること」と称賛して、論難が起こっている。
黒田支局長は31日のSBSラジオ「陳ジュングォンの見晴らし台」に出演して、「日本には、戦犯だと言ってもそれは在世にあったことで、死亡者の魂はまったく同じだという文化がある。小泉総理は正しく日本特有の死生観に従ったものであるだけ」と主張した。
ここで進行役の陳ジュングォン氏が「日本の死生観によれば、ヒトラーの墓所の参拝も可能なのか?」と問うと、「論理的ではそうだ。日本では、悪い人の魂を慰めなければ再び悪いことをすると考える」と答えた。
黒田支局長は「小泉首相は個人的な信念や所信が強い人。過去の他の首相たちは、外交的な圧力のため神社参拝をしなかったが、小泉首相は自分の信念と外交の間で悩んだ末に信念に従ったもの」と語った。
黒田支局長はまた、「神社参拝は戦争美化や戦犯の正当化ではない。戦争に対する反省と教訓として参拝するものだ」とも主張した。
また陳氏が「犯罪に反対していて殺人犯の墓所に参拝するというのと同じではないか」と指摘すると、黒田支局長は「戦犯と戦犯ではない人を分離するのは差別。国のために死んだ人はすべて同じだ」と重ねて主張した。
黒田支局長は「日本はこれまでたくさん反省し、今は紳士国になっている。今年は終戦60年で、日本は一度も戦闘をしなかった。アジアの国家の中でほとんど唯一、60年間平和体制を維持したのではないか思う」と述べた。
黒田支局長は「ドイツの過去清算に比べ日本の努力が不十分だ」との指摘に対しては、「ドイツと比べるのは問題がある。日本は日本なりに過去清算をして来た。1965年の韓日国交正常化の時にすべて解決した」とも主張した。
http://www.donga.com/fbin/moeum?n=inter$f_702&a=v&l=1&id=200505310335
そもそも分ろうとしない相手に対しては何を言っても無駄。