日中韓の学者が共同編集、教科書副読本を同時出版
2005年05月30日00時14分
日本、中国、韓国の歴史学者らが共同編集した東アジア近現代史の子ども向け副教材「未来をひらく歴史」(高文研)が3カ国同時に出版され、東京都内で29日、記念のシンポジウムがあった。各国の計約50人が参加する「日中韓3国共通歴史教材委員会」の執筆で、3カ国の学者が対等に編集に携わる近現代史の本は珍しいという。
シンポジウムで、日本委員会委員長を務めた大日方純夫・早大教授は「各国の若者に読んでもらい、新しい東アジアの未来を開く懸け橋になってほしい」と話した。
同会は、01年の中学校歴史教科書の採択の際に中韓両国が反発したことを受けて02年3月に発足。中学生を対象にした共通の副教材を目標に東京、北京、ソウルで10回の国際会議を重ねた。
テーマごとに3カ国の学者が分担して執筆。19世紀に欧米列強の干渉が始まる前の各国の様子からひもとき、日本による中韓両国の侵略にページを割く。「慰安婦」や靖国神社参拝、歴史教科書などの問題も詳述している。
6月2日から全国の書店で発売される。
http://www.asahi.com/international/update/0530/001.html?t5
未来をひらく歴史 日中韓3国共通歴史教材委員会=編集
目次一覧
序章 開港以前の日中韓3国の状況
1.3国の相互の関係
2.3国の国内の状況
第Ⅰ章 開港と近代化
1.欧米列強の圧力と3国の対応
2.激動する東アジアの国際関係
3.3国の改革運動
4.3国の民衆の生活と文化
第Ⅱ章 日本帝国主義の膨張と
中韓両国の抵抗
1.第一次世界大戦前後の3国関係
2.日本の朝鮮支配
3.抵抗・独立運動と社会運動
4.変わりゆく社会と文化
第Ⅲ章 侵略戦争と民衆の被害
1.日本の中国東北地方への侵略と支配
2.日中全面戦争からアジア太平洋戦争へ
3.日本軍による中国民衆に対する残虐行為
4.朝鮮の戦争基地化と民衆の被害
5.日本民衆の加害と被害
6.日本の侵略戦争の結末
第Ⅳ章 戦後の東アジア
1.3国の新しい出発
2.問われる日本の過去の清算
3.東アジアの分断と国交正常化
終章 東アジアの平和を求めて
*過去をどう記憶するか
*東アジアの和解と平和のために──他
http://www.koubunken.co.jp/0350/0341.html
戦時中に焦点を当てて侵略史として叩き込み、反日教育をしましょうと。
つくづくアホじゃ無いかと思うんだけど。
何を考えてるだろう。
歴史なんて前後の流れがあって初めて理解できる物で、一部だけ切り取ってしかもかなり一方的な歴史観では、本当に必要な物は何一つ学べないだろうに。