「北が核実験強行すれば日米核兵器開発容認」
「北朝鮮が最終的に核実験を強行すれば日本の核兵器開発を容認せざるを得ない」--。
米上院共和党政策委員会は中国に対しこのように圧力を加え、北朝鮮核問題解決に積極的に対応すべきだと米行政府に要求した。
「予想される北朝鮮の核実験…大きな危機を防ぐために米国が取らなければならない措置」という見出しで先週、上院議員らに配布した6ページの政策提案報告書による。
◇「日本核」カードで中国圧迫=報告書は北朝鮮の核実験に対し、米国が取るシナリオ3編を提示した。
まず、北朝鮮を核保有国として認める案だ。 これはイランなど「ならず者国家」はもちろん、韓国、日本、台湾などの核開発可能性まで開く危険を抱いていると報告書は指摘している。
2つ目は米軍と韓国、日本、豪州軍を動員し、対北朝鮮封鎖に出るというもの。これは(対北朝鮮の)緊張を高め、戦争に至ると報告書は指摘している。
3番目は、北朝鮮が核実験を強行すれば、米国は日本の核武装を容認せざるを得ないと暗示し、中国が対北朝鮮圧迫に参加するように誘導するというものだ。このシナリオは、米国に北朝鮮の核プログラム廃棄はもちろん(より理想的には)金正日(キム・ジョンイル)政権崩壊という成果をもたらすことができ、中国にも日本と台湾の非核化維持という成果をもたらすと報告書は指摘している。
報告書は、結論として「北朝鮮の核実験を防止するのにまだ遅くはなく、その鍵は中国が握っている」とし「米国は中国が北核を防ぐために(米国に)協調するのか、でなければ(日本という)新たな核保有隣国国家を甘受するのか、選択しなければならない」と主張した。
3番目のシナリオを選べということだ。
報告書は、中国が(米国に)協調するという意味は▽北朝鮮の核を完全に除去することに参加▽韓国、日本、台湾のミサイル防御体系を認める▽韓国に「北朝鮮と同盟を結べ」と圧力を加えないこと--を意味すると明らかにした。
これとともに報告書は「米国は6カ国協議を通じて交渉をしていく一方、国連安保理への上程と対北朝鮮封鎖案も考慮しなければならない」と主張した。また(韓国、日本)など同盟国とミサイル防御体系協力を強化し、海上および地上核配置を含む(米)軍を拡大できると提案した。
◇分析および展望=「日本核」カードは、先月からワシントンで出始めている。中国は領域内の最大競争国である日本の核武装と北東アジアの核ドミノを憂慮し、北朝鮮の核解決に積極的に出るほかないという主張だ。
しかし、カーネギー財団のジョン・ウルフスタル非拡散担当副局長は「米国国内の影響力のある人々のうち、日本の核武装が北朝鮮の核解決法になるという人は1人もいない」とし「北朝鮮が核実験を強行すれば米国は(日本の核武装の代わりに)中国と韓国の対北朝鮮支援を全面中断させ、北朝鮮を孤立させる」としている。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=63777&servcode=500§code=500
外国が騒ぎ立てる(特に中韓が)ということは、靖国参拝も自衛隊海外派遣も外交カードになりうると言うこと。
アメリカはそれを上手に活用しますね。
こういうところ日本もぜひ見習って貰いたい。
それはそれとして北朝鮮の核実験、どうも本当にやりかねない雰囲気がする。
覚悟しておいた方がいいのかもね。