民主党、また職場放棄

審議拒否　民主、復帰探る動きも与党、足元見透かし余裕

　与党は二十日、郵政民営化関連法案を審議する特別委員会の設置を強行。強く反発した民主党は、全面的な審議拒否に入った。ただ、与党は週明けの審議入りに向けて着々と準備を進めており、世論の反発を恐れる民主党は、早くも復帰の時期を探り始めている。

　予定より四十分遅れで始まった二十日午後の衆院本会議。議長室から本会議場に向かおうとした河野洋平議長に、入り口で待ち構えていた民主党若手議員約三十人が一斉に「反対！！」と大声で連呼した。この抗議のアピールをきっかけに、民主党は一切の審議を拒否している。民主党の全面的な審議拒否は、今国会三回目。過去二回は世論を気にして短期間で打ち切ったが、「今回は本気度が違う」（幹部）と意気込みをみせる。

　この余波で、二十日に予定されていた年金など社会保障制度改革に関する衆参両院合同会議は中止。二十三日の参院拉致問題特別委員会では、拉致被害者横田めぐみさんの両親横田滋さん、早紀江さんが参考人で証言する予定だったが、これも延期となった。

　とはいえ、民主党側にも、法案再提出などの要求が実現するまで徹底抗戦を続ける我慢強さがあるわけではない。審議拒否が長期化すれば、確実に世論の批判を浴びることになるからだ。

　与野党の激突で週明けの国会は空転する見通しだが、民主党は「臨機応変さと終戦を見極める判断力」（幹部）で早ければ来週後半にも正常化に向けたタイミングを探ることになりそうだ。

　このような民主党の足元を与党側は見透かしている。自民党国対幹部は「審議拒否は職場放棄も同然」と批判しつつ、余裕の表情。この日も、本会議の開会時間は遅らせたものの、予定通り特別委の設置はきっちり議決した。週明け以降も与党単独で法案の趣旨説明などを行えるよう、淡々と手はずを整えている。　（三浦耕喜）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050521/mng_____sei_____003.shtml

これが民間企業だったらペナルティがつくよね。
国会議員も審議拒否には罰則を付けるべし！
仕事をしないのなら、減給せよ。