
「ブルガリス」対「ブルガリア」。どちらが類似商標だろうか。
乳業業界でライバルとして互いにしのぎを削っている南洋乳業「ブルガリス」と毎日乳業「ブルガリア」が、発酵乳の商標をめぐって訴訟対決を繰り広げている。
駐韓ブルガリア大使館は今月25日、毎日乳業に肩入れする記者会見を予定しており、両社間の対立が外交問題にまで拡大する兆しも見えている。
対立の発端は、今年4月初め、毎日乳業が新製品発酵乳「ブルガリア」を発売したことにある。毎日乳業は「ブルガリアの国営企業と正式契約を結び、本物のブルガリア式発酵乳を生産」とうたい、南洋乳業を刺激した。
南洋乳業の「ブルガリス」は1991年に発売されて以来14年間、1日55万本を売り上げ、発酵乳市場の王者として君臨してきた製品だ。南洋乳業は4月末、「既存の商標権を侵害している」として、「ブルガリア」販売の禁止を求める仮処分申請をソウル中央地方法院に提出した。
これに対し、毎日乳業は「盗っ人たけだけしい」と激怒し、18日、「南洋側こそドイツ産の乳酸菌を使っているのに長寿国ブルガリア製のように混同させている」として、ソウル中央地方法院に対し、「ブルガリス」販売の禁止を求めて仮処分申請を提出した。
さらに、特許庁へ「ブルガリス」の商標登録の無効申請まで提出した。
また、両社は激しいな広報戦も展開している。南洋乳業は「『ブルガリス』という名称は、乳酸菌名からヒントを得たものであり、国名のブルガリアとは無関係だ」と説明する。
しかし毎日乳業は「南洋乳業はこれまで『ブルガリア式正統発酵乳』などと広告メッセージに書き連ねていたではないか」と反論している。
この争いのさなか、アレクサンダー・サボフ駐韓ブルガリア大使が今月25日に自ら記者会見を行い、ブルガリア乳酸菌の使用独占権が毎日乳業にあることを明らかにする予定であることが分かった。
業界関係者は「14年間使い続けた商標既得権も認められるべきだが、ブルガリアの業者と正式契約を結んだ会社の権利も認めるべきであり、泥沼の戦いになっている」と話した。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/05/19/20050519000015.html
どっちも「ブルガリアヨーグルト」の類似商標だっつーの。
ついでにトリビア
~明治乳業とブルガリアの深い関係~