右翼の侵略史美化を非難 日本の青年が北京で声明
2005/05/12
日本の民間団体「撫順の奇跡を受け継ぐ会」が11日、北京で声明を発表し、「新しい歴史教科書をつくる会」に代表される日本の右翼が侵略史を美化していることを非難、靖国神社参拝の中止など、実際行動によって過去の侵略史を反省するよう政府に呼びかけた。
声明を発表するため北京を訪れた受け継ぐ会の熊谷伸一郎事務局長、海南友子さん、金子美晴さんは11日午後、「過去を直視してこそ、未来を志向することができる」と題する声明を読み上げた。3人は日中友好事業に従事する最も若い世代で、平均年齢は30歳未満。
声明は、緊張した現在の日中関係を解決する根本的道は侵略史問題に正しく対処することで、口先だけで過去の過ちを反省しても不十分だと指摘した。
さらに、先月小泉首相がバンドン会議で「痛切な反省と心からのおわびの気持ち」を表明した日に、麻生太郎総務相や80人余りの国会議員が靖国神社を参拝した事実は、小泉首相をはじめとする日本の為政者が「反省とおわびの気持ち」を実践していないことを示していると述べた。
声明は日中両国の相互不信と疑念をあおっている人々に特に言及し、日本の過去の侵略史を認めていないばかりでなく、侵略戦争を正当化・美化していると非難した。
28歳の熊谷氏は「日本政府首脳の誤った政策が日本人民の意思を代表していないことおよび歴史を否定、侵略を美化している右翼が一握りの人々であることを、中国人民に知ってもらいたい」と述べた。
さらに、私や良識を持つ日本人は皆、日本の社会にみられる右傾化を憂慮していると指摘、より多くの日本国民に過去の真実の歴史を理解してもらうため全力を尽くしたいと述べた。
海南さんは「現在の最も緊急な任務は、歴史をねじ曲げた教科書を採用しないよう日本の全ての学校に呼びかけることだ」と指摘。「ごく少数の学校が歴史をねじ曲げた教科書を採用しているが、私と同僚は宣伝映画や講演会などを通じて、今後も『問題の教科書』を拒否するよう呼びかけていく」と話した。
中国の撫順と太原にあった戦犯管理所に収容されていた日本の捕虜1000人余りは1957年、平和と反戦、日中友好事業に従事する中国帰国者の会を設立した。会員の年齢が特に高いため、中国帰国者の会は2002年に解散した。撫順の奇跡を受け継ぐ会は中国帰国者の会が取り組んできた事業を受け継ぐため設立されたもので、日本全国に11の支部があり、会員は500人余りにのぼる。講演や集会などを通じて、平和・反戦・日中友好を宣伝している。
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/xwdt/t195200.htm
内容に中身が無くて安っぽいのはいつものことととして、なんでいちいち北京に行く必要があるわけ?
何について反省するんだとか、どこの部分が歴史をねじ曲げているのかとか、つっこみ入れたいけれど、こういう人たちってあんまり深く物を考えていないから、ちゃんと答えられる人っていないんだよね。