「買い取り屋」の商品処分請け負った疑いで業者逮捕
「カードで商品を購入すれば融資する」と持ちかけ、安く買いたたく「買い取り屋」から商品の処分を請け負ったとして警視庁は15日、東京・神田の電化製品販売会社「トモテック」経営山本徳現容疑者(43)と元同社社員の計6人を盗品等有償譲り受けの疑いで逮捕した。同庁によると、買い取り屋の処分先業者の摘発は全国で初めて。買い取り屋とされる約40業者から三十数億円分の商品を仕入れていたとみて調べている。
生活経済課の調べでは、山本容疑者は、神田にあった買い取り屋とされる矢木賢二被告(38)=詐欺罪で起訴=が、広島県の歯科技工士の男性(42)らから詐取したパソコンなど36点(時価400万円相当)を、不正な手段で入手したことを知りながら304万円で買い取った疑い。その後インターネット上で売ったり、家電量販店に転売したりしていたという。 (02/15 12:22)
http://www.asahi.com/national/update/0215/016.html
パソコン「処分屋」6人逮捕…2億円荒稼ぎ
詐欺グループらがだまし取ったパソコンなどをヤミで買い取り、東京・秋葉原の店舗やインターネットで販売していたとして、警視庁生活経済課は15日、家電販売会社「トモテック」(千代田区外神田1)の取締役趙徳現(43)、営業部長樋口直樹(39)ら6容疑者を盗品等有償譲り受け容疑で逮捕した。
同社は、約40の詐欺グループらから商品を仕入れ、約2億円を荒稼ぎしていたといい、同課で余罪を追及している。
調べによると、趙容疑者らは昨年8月から10月にかけて、貸金業「ニプロソリューション」(同区神田鍛冶町)が広島県内の男性(42)ら3人からだまし取ったものと知りながら、パソコンなど計36点(約401万円相当)を計約305万円で買い取った疑い。
ニプロソリューションの経営者らは、「買い取り屋」と呼ばれる詐欺グループで、融資を申し込んできた客に、クレジットカードが使えるかどうか調べるためなどと偽ってクレジットカードで電気製品などを購入させたうえで、購入価格の1―7割で買い取っていた。同社は客に融資を行っておらず、警視庁が昨年12月、経営者ら5人を詐欺容疑で逮捕している。
一方、トモテックは、「買い取り屋」がだまし取った商品を売りさばく「処分屋」だった。
警視庁によると、トモテックは、開業した一昨年4月から昨年12月までの間に、約230の個人・法人から商品を仕入れていたが、このうち約40業者が「買い取り屋」だったという。同社はこの間、総額約44億7000万円で商品を仕入れ、約46億7000万円の売り上げがあったが、仕入れ総額の7割以上が「買い取り屋」からの商品購入だったとみられる。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050215it05.htm
朝日の場合:電化製品販売会社「トモテック」経営
山本徳現容疑者(43)
読売の場合:家電販売会社「トモテック」(千代田区外神田1)の取締役
趙徳現(43)
ふーん…。