桃井かおり&イッセー尾形「太陽」でベルリン映画祭
開催中の世界3大映画祭のひとつ第55回ベルリン映画祭で女優の桃井かおり(52)の出演作「太陽」(アレクサンドル・ソクーロフ監督)が、最高賞の金熊賞を争うコンペ部門の21作の1つとして上映された。
映画はイッセー尾形(52)が昭和天皇を演じ、1945年の終戦前後の天皇の苦悩を描く。桃井は皇后役を演じた。
ほかに日本映画では「隠し剣 鬼の爪」(山田洋次監督)も出品されており、結果は19日(現地時間)に発表される。(夕刊フジ特電)
この太陽という映画、昭和天皇を描いたものらしく、日本で公開されるかどうかも決まっていない。
色々うるさいのがいるから仕方ないけれど、私としては桃井かおりもイッセー尾形も大ファンなので是非見たい。
日本ではどうしても歴史として捉える事が出来ない、出来ないばかりか歴史を裁いてやろうとする
「おばかちゃん」が沢山いるので、こういう映画は企画自体が難しい。
外国人が見た昭和天皇というの事で内容にちょっと不安があるけれど、桃井かおるのコメントを読んで一気に興味が湧きました。
イッセー尾形演じる昭和天皇ベルリン映画祭に 「第55回ベルリン映画祭」出品21作品発表
世界3大映画祭の1つである「第55回ベルリン映画祭」(2月10~20日)のコンペティション部門に出品される21作品が20日、事務局から発表された。注目はイッセー尾形(52)が昭和天皇役、桃井かおり(52)が皇后役を演じたロシア映画「太陽」。巨匠・アレクサンドル・ソクーロフ監督(53)が、第2次大戦終結直後の昭和天皇の苦悩を描いた作品。日本映画では「隠し剣 鬼の爪」(山田洋次監督)が出品される。
ソクーロフ監督も尾形を絶賛 終戦直後の苦悩を描く
尾形は昭和天皇を、桃井は皇后を演じたロシア映画「太陽」が「第55回ベルリン国際映画祭」のコンペ部門に出品されることになった。同映画は「エルミタージュ幻想」や「モレク神」などで知られるロシアの巨匠・アレクサンドル・ソクーロフ監督の最新作。
1945年、終戦直後の日本を舞台に昭和天皇の苦悩を心理的描写も中心に描いた作品だ。関係者によると、御前会議やマッカーサー元帥と昭和天皇の“会見”なども描かれている。ほかには佐野史郎(49)らが出演した。
尾形は昨年9月にサンクトペテルブルクでの撮影に参加。スケジュールの合間を縫って日本とロシアを3往復して、約30日間を撮影に費やした。桃井はハリウッド映画「ゲイシャ」の撮影にも出演したため、ロサンゼルスからパリ経由でペテルブルクまでを行き来。タンクトップから毛皮のコートに替えて、タイトな撮影をこなした。尾形のセリフは日本語と英語が半々で、ほとんどが一発OK。迫真の演技にソクーロフ監督は歓喜して抱き合うことが多かったという。
ソクーロフ監督は作品のテーマがデリケートであるため、出演俳優など一切の公表を避けてきた。さらに同映画祭の公式上映まで映像の露出も禁止するなど、徹底して“かん口令”を敷いている。尾形の所属事務所は「契約があるので、映画祭まではお話できません」としている。
一方、桃井は「絶対、賞を取ると思います。作品賞はもちろん、主演男優賞も取るはず。(現場は)すっごく楽しくて面白くて幸せだった」と力説した。桃井によると、「すごくいい角度から日本人を見てて、歴史を裁判する話でも人を批判する話でもなく、人の温かい部分を引き出している作品」とほれ込んでいる。
2人は17日の公式上映に合わせてベルリン入りする予定。日本での公開は未定だが、一気に内外で話題を集めそうだ。
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20050122-00000014-sph-ent
歴史を裁判する作品ではないという所がいいですね。
過去を現在の価値観で測るほど愚かな事は無い。
過去を裁く事ほど、厚かましい行為は無い。
そういう連中こそ過去から何も学んでいないものです。