「個人的な考えですが、あのグループにオピニオンは異色でしょ。芸能やスポーツに強いイメージがあるので、もっと芸能エンタメ系を強化したほうがいいですよ。」
ニッポン放送の株の38%を取得し、筆頭株主に踊り出たライブドアの堀江社長は、アエラの取材に対し、フジサンケイグループの抜本的な「改造計画」を語り始めた。フジサンケイグループの看板のひとつが、雑誌「正論」に代表されるオピニオン路線だが、堀江氏は、そうした路線にはあまりお金をかけたくない、という。
<経済とエンタメ重視>
「サンケイスポーツの地位が低く、現場の人達のフラストレーションが高い、とも聞いています。ボクだったら、夕刊フジ、サンスポ、ボクら世代の愛読誌である扶桑社の週刊誌「SPA!]。そういうのを合わせてエンタメ系の強力な新聞出版社にしたい。」
サンケイ新聞本誌は原点に戻って、ニッケイ新聞に対抗しうる経済誌に転換させる。同時に、新たなビジネ…
僕は報道機関を作りたいんです。
リーク情報で成り立っている印象がある一部の報道を是正することと、金融取引との融合を考えています。
日本のブルームバーグのようなものですよね。
情報だけで儲けるのは難しいですから、付随するサービスで儲けられないかと考えています。
今はネットが中心ですが、紙媒体も持ってみたい。
日刊紙を持つことを考え、いくつか買収の打診をしたこともあります。
最終的に買収ではなく、自前で作るかもしれません。
印刷は委託すればいいし、部数自体は伸びなくてもトントンでよい結果が出せると思ってます。
政治は自分でやるつもりはないけど、いかに無党派層を投票所にいかせるか、プランを考えるのは面白いですよね。
現状では小泉内閣に僕らの世代が入閣できるわけはないでしょうけど、
ネットで人気のある若い人を比例区で20人当選させて、国会でキャスティングボードを握らせるんです。
今やれば民主党の人もついてきてくれるんじゃないですかね。
若手にとってもチャンスだし、政治を突き崩せるかもしれませんよ。