北朝鮮、適切な条件整えば6カ国協議に回帰へ
北朝鮮のハン・ソンリョル国連次席大使は、適切な条件下であれば、同国の核問題解決を目指す6カ国協議に回帰する方針を示した。韓国ハンギョレ紙(電子メディア版)が11日、伝えた。
同次席大使は、米国が北朝鮮と核問題で直接協議を申し入れた場合、前向きな変化ととらえる、と述べた。
北朝鮮外務省は10日、核兵器の保有を宣言し、6カ国協議からの無期限離脱を発表した。
ハンギョレ紙によると、同次席大使は、「条件が整い、そのような決定が正当化できるのならば、われわれは6カ国協議の場に戻る。米国がわれわれとの直接協議を望むならば、米国の対北朝鮮敵対政策の変化の兆しとみる」と述べた。
同次席大使は「問題は、米国が方針を転換するかどうかだ」と述べ、中国、そのほかの国が、米政府に対北朝鮮敵対政策を放棄するよう説得することを望むとした。
宗主国中国様も、そうそう北朝鮮を甘やかしてくれないと思うけどな。
で、追い詰められた北朝鮮は日本に対して歴史カードを使うそうです。
金正日暴発…反日過激化、政府紙「靖国爆破しろ」
【靖国爆破すべき】
「日本反動層が靖国神社に関連して、性質(たち)の悪いふるまいを続けている状況の中で、2度と靖国に参拝できないよう爆破すべきだという主張が、アジア人民の心中では支配的になっている」
実に過激な論評が最近、北朝鮮政府紙「民主朝鮮」に掲載された。
1月下旬からは、NHKVs朝日新聞の番組改変問題に乗っかる形で、「日本軍慰安婦および強制連行被害者補償対策委員会」など北朝鮮政府の組織や関連団体が、5日連続で、対日非難声明や談話を発表し、対日感情の悪化をあおるような行動に終始していた。
米国に対しても、第2次ブッシュ政権のスタートを告げるブッシュ大統領の一般教書演説を前に、朴奉珠(パク・ポンジュ)首相が「米帝は、われわれの体制転覆を狙っており、共存の意思はない」として、「圧力には極めて強硬に対応する」と挑発し、敵対政策をあおっていた。
【圧政の前線基地】
米国への反発は、ライス国務長官に「圧政の前線基地」とこき下ろされたことに端を発するとの見方が一般的だ。日本の場合、すべては昨年末の、横田めぐみさん=失跡当時(13)=のニセ遺骨問題から始まる。
コリア・レポート編集長の辺真一氏は、「あの遺骨の問題で、日本の北に対する反感が高まった。これに対する北の反発が、こういった発言や談話の過激化になって表れているのではないか」と分析する。
「NHKと朝日の問題に、安部晋三自民党幹事長代理と中川昭一経済産業相という声高に北を牽制(けんせい)する人物が絡んでいたことが引き金となって、対日への反発を強める結果となった」(辺氏)
【姑息な狙い】
『靖国爆破』については、辺氏は「靖国に焦点をあわせることで、韓国や中国の支持・サポートを取り付けよう、という姑息な狙いがある。この問題なら、ある意味、隣国と連帯して日本への反発を強められる、と踏んでいるのではないか」とみている。
靖国にしても、NHKVs朝日の問題にしても、その底に共通しているのは、「拉致から離れた話題ということだ」と辺氏は指摘する。
北の見当外れの“口撃”について、アジア情勢に詳しい日朝消息筋はこう説明する。
「拉致問題では、完全に加害者となる北朝鮮は完全に弱い立場になってしまう。逆に靖国や従軍慰安婦の問題なら、周辺国も巻き込んで有利な立場に立てるとの見込みがあるので、この問題で押し通そうとする意思が見える。それに、靖国や従軍慰安婦の問題は、米国が介入する話でもないから、北には都合がいい。実に巧妙なやり方だ」
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_02/t2005021212.html
馬鹿でしょ。