たまには民主党 岡田党首の答弁にも注目してあげなくては。
国会会議録検索システム
http://kokkai.ndl.go.jp/
[001/001] 161 - 両 - 国家基本政策委員会合同… - 2号 平成16年11月10日
○内閣総理大臣(小泉純一郎君)
たしかあの日は、台風の災害の視察に行く直前、六時前だったと思うんですが、第一報が入りまして、直ちに私は、人質が誘拐されたこの事実を確認しなさいと、そして確認されたならば人質救出に全力を尽くしなさいと、そして、テロリストグループの要求である自衛隊を撤退させろと、これはさせないということをはっきり言いなさいと、テロに屈することはできないと、こういう方針の下に政府を挙げて人質の解放に向けて努力すべしという指示を現地に向かう飛行機の中で指示いたしました。
そして、今、岡田代表が指摘された現地での記者とのインタビューで、自衛隊は撤退させないということでの御批判だと思いますが、私は、あのときに、それでは、自衛隊は撤退させないと、テロには屈しないと言わなかったらどういう反応を受けるだろうか、それを考えていただきたいと思うんであります。あのとき、あれ以外にほかに言い方があったかと。Q:もしこれが問題あるんだったら、どういう言い方がよかったか、聞かせていただければと思っております。
○岡田克也君 テロに屈する形で自衛隊を撤退させるべきではないということはそのとおりであります。私もそのように述べております。
しかし、総理の言葉の中に、一人の日本人の命を助けるんだという、そういう思いがこもっていないんです。犯人に対して、こういった人質の解放、人質を取るというやり方が自衛隊撤退につながらないんだということを、もっとメッセージを込めて言うべきでなかったんでしょうか。あれではもうけんかを売っているようなものですから、もし犯人グループがあの総理の発言を聞けば、これはもうどうしようもない、交渉の余地なし、そう思われても仕方ないと思うんですよ。
日本人一人の命、それを何が何でも救うんだという、そういう総理の気持ちが伝わってこなかったこと、そのことが私は残念だというふうに申し上げているわけです。いかがでしょうか。
A:みつからず
○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 私は、イラクの暫定政府がファルージャにおける治安の回復というものを重視している、そして来年一月の選挙に向けてファルージャにおいての武装勢力、何とか選挙を妨害させようというテロリストグループ、これを排除しようという強い決意を固めて、今回非常事態宣言をしてファルージャの作戦を展開している。
この作戦というのは、治安を回復するために極めて重要だと思っています。だからこそこれは成功させなければいけないと。成功させない、失敗するということは、あの地域が言わば武装グループ、テロリストグループの拠点になってしまう、一月のイラクの議会を作るための選挙、これに支障になる、だからこそ成功させなければいけない。
また、成功させなければいけないということについて、言い方が悪いと岡田さんは批判しておりますが、失敗してもいいなんて言えるわけないでしょう。(発言する者あり)そう言うと、やじの皆さんはそんなことを言っていないと。成功させなければいけないと言うのはいけないんでしょうか。治安回復のために成功させなければいけないと私は今でも思っていますよ。成功させなければいけないという、違う言い方はQ:どういう言い方が適当なんでしょうか
○岡田克也君 総理は議論をすり替えておられるんですよ。問われているのは、こういう形でファルージャに市街戦という形で二万の兵力を投入して、そして攻撃をすることがいいかどうかが問われているんですよ。総理は、攻撃があることを前提にして、そして、それは攻撃するという前提で考えれば失敗したら困る、それはそうなるでしょう。しかし、攻撃そのものが問われているんです。
そして、総理はイラク暫定政府のアラウィ首相の発言を引用されますが、しかし一方で大統領は何と言っていますか。大統領は、ファルージャに、ここを攻撃する、こういう形で攻撃することはまさしく馬のその上にいるハエをけん銃で撃ち落とすようなものだと。馬は死んでしまう、ハエは逃げる。現実に今そうなりつつあるじゃありませんか。テロリストグループは逃げていると、もうそういう報道があるじゃないですか。つまり、こういうやり方が本当に良かったのかどうか、そのことが問われているんです。私はそのことを申し上げているわけです。
そこで、自衛隊のサマワにおける活動について、総理はサマワは非戦闘地域であると、こういうふうに言われました。非戦闘地域であるという、断言されたその根拠は何なんでしょうか。A:みつからず
…のらりくらりの小泉もどうかなと思うけど、岡田氏の方は何も答えて無いですね。