日本の産業界、韓国中小企業にラブコール？

日本の産業界、韓国中小企業への関心高まる

「日本の業界にとり、韓国中小企業との協力は死活問題になっている」――。

　大韓貿易投資振興公社（ＫＯＴＲＡ）の趙煥益（チョ・ファンイク）社長は１３日、東京・有明のビッグサイトで始まった「２０１０韓国部品産業展」の開幕式に出席した、日本電子機器輸入協会（ＪＥＰＩＡ）の中上崇会長の言葉を紹介し、韓国中小企業に対する日本企業の姿勢の変化を説明した。中上会長は、これだけの価格にこれだけの質を備える部品・素材は、韓国のほかに地球上では探せないとも話したという。

　かつてさまざまな理由で韓国製品を敬遠した日本企業の姿勢がこのように変わったのは、何より円高の影響が大きい。円高で価格競争力が落ち込んだ日本企業としては、少しでも安い韓国部品に目を向けざるを得なくなった。中国製品より優れた韓国製品の品質も、大きなメリットとなっている。

　ただ、趙社長は、それだけがすべてではないと説明した。最近の尖閣諸島（中国名・釣魚島）領有権をめぐる日中間の衝突で、日本企業は「中国ばかりに一方的に依存しては大変なことになりかねない」と考えるようになり、自然に韓国へ目を向けるようになったとの指摘だ。

　趙社長は、昨年にも東京で部品産業展を開いたが、ことしは日本企業の関心が大幅に高まったことを感じたと、現場の雰囲気を伝えた。

　産業展では、韓国中小企業と日本企業間の了解覚書（ＭＯＵ）締結式も行われた。

　釜山の製鉄用設備・部品メーカーのコリアテックは、ＩＨＩ回転機械に超高速ギアの供給拡大を約束した。従業員９人という小規模会社のコリアテックは、昨年、輸出だけで売上高１２６億ウォンを計上した。このうち９９％が日本企業への供給となっている。

　サムスン重工業に勤務していた当時から、日本企業とビジネスしているという同社社長は、「日本の企業が厳しいのは事実だが、品質と納品期日、価格条件を合わせ、心さえ通じれば、どの国の企業よりも親しくなることができる」と話している。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2010/10/13/0500000000AJP20101013003800882.HTML

＞心さえ通じれば
それが一番困難だと思うな。