小沢代表当時の資金配分を調査…菅氏側
菅首相に近い民主党幹部は28日、小沢一郎前幹事長が2006年~09年の代表当時、「組織対策費」として特定議員に政治資金を集中的に配分していたことを問題視し、調査に入っていることを明らかにした。
9月の党代表選で小沢氏の政治とカネの問題に焦点をあてることで、首相支持につなげる狙いがあるようだ。
これに対し、小沢氏側近の松木謙公国会対策筆頭副委員長は28日のテレビ東京の番組で、「小沢氏は近くの人だけにお金を渡しているとされるが、とんでもない間違いだ。『選挙資金を不正に使っている』と、内々で言うのは良くない」と述べ、批判した。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100829-OYT1T00075.htm
民主・小沢代表時代 山岡氏らに23億円
組織対策費の99% 使途不明
民主党の小沢一郎幹事長が代表だった2006~08年に、山岡賢次財務委員長(現国対委員長)など4議員に「組織対策費」として、計約23億円ものカネが党本部から支出されていたことが分かりました。受け取った議員側には政治資金収支報告書への記載義務はなく、何に使われたのか、不透明な支出として問題になりそうです。
民主党の政治資金収支報告書によると、組織対策費として党本部から議員側に巨額支出が始まったのは06年。ライブドア事件にからむ「偽メール問題」で辞任した前原誠司代表(当時、現国土交通相)の後をついで小沢氏が、同年4月、党代表に就任してからのことです。06年9月25日に、山岡財務委員長に対し、6800万円を支出したのが最初です。
参院選のあった07年には、7月29日の投票直前の7月9日に2億円など、8月7日までに計10回、1回あたり5000万~2億5000万円、計16億円を山岡氏に支出しています。また、選挙対策委員長を務めた鉢呂吉雄衆院議員に2月19日に1000万円、6月26日に500万円を支出。
山岡氏は同年8月、財務委員長を佐藤泰介参院議員に譲り、国対委員長となりましたが、同年11月20日~08年4月にも計4回、計3510万円の支出がありました。
後任の佐藤氏は、08年3月28日~11月12日までに計5回、1回あたり500万~2億円、計5億3000万円の支出を受けていました。
このほか、組織対策費の支出を受けていたのは、輿石東参院議員会長で、07年9月27日~08年11月10日までに、計4回、毎回1000万円の計4000万円。
財務委員長を務めた山岡、佐藤両氏への支出が突出していますが、4議員への組織対策費の支出の合計は、06~08年の3年間で、22億8810万円にのぼります。
組織対策費は、ほかに鳩山由紀夫首相の偽装献金疑惑で代理人となっている弁護士らへの報酬や法律顧問料、党員証印刷代、支部会計ソフト作成費などがあるだけで、4議員への支出が組織対策費の98・9%を占めています。
民主党は、08年に約118億8000万円もの政党助成金を受け取るなど、税金に大きく依拠した政党です。特定の政治家への使途不明の巨額な支出は、その原資に政党助成金が含まれている可能性があるだけに明確な説明が求められます。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-01-13/2010011301_03_1.html
小沢氏、負けた場合は離党も
9月14日に行われる民主党代表選、小沢氏の立候補の表明により、事実上では菅代表と小沢元幹事長の一騎打ちとなります。
菅代表を応援するとしていた鳩山グループが、小沢氏の応援にまわり、小沢グループと鳩山グループを合計すると、民主党の国会議員の4割に達するとも言われ、菅代表にとっては非常に厳しい代表選となります。
テレ朝NEWSによるとある小沢グループの議員は「菅総理と今の内閣に不信任を突きつけたわけだから、負けた場合は離党も覚悟している」
と、小沢氏の離党も考えられ、小沢氏が負けた場合には政権再建の可能性も大きくなります。
民主党内では絶対的な影響力を持つ小沢氏、代表選で勝利する可能性は高いのかもしれませんが、首相となった場合には果たして国民の理解と支持を得られるのでしょうか。とはいえ、民主党の代表を選ぶ権利は国民にはなく、注意深く観察をする意外にはないのです。(情報提供:ネット選挙ドットコム)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0828&f=national_0828_154.shtml
ここは一つ、マスコミの皆さんに無責任に煽っていただきたい。