現在よく見る裾の広がったドレス風のチョゴリではなく、本当の本来のチマチョゴリです。
ドレス風やひだの入ったチョゴリは在日の人たちのアレンジですね。
日本で和裁や洋裁を学んで、袴風やドレス風のチョゴリを作ったのだとか。
本当のチョゴリは裾が広がっていません。
これは派手に色が入っているので支配者層 両班(りゃんばん)のチョゴリでしょうか。普通の人は白衣民族と呼ばれるほど白というか生成りで、階級によって着られる色が決まっていました。服の色で未婚既婚階級等が分かります。
規定は細かく、いかに厳密に階級化されていたかという事ですね。
一目で分かるのは良いとしても、その色が似合わなかったらどうするんだろうとか、年中同じ色では飽きるじゃないかとかいう素朴な疑問はこの際置いておくとして、パッチワークにして柄?を作ることはあっても、日本のような染めで文様を作ったり、織りで文様を表現するといった事はありませんでした。
装飾を入れるときは刺繍になります。
どうやら糸から染めることは少なかったようで、ほとんど反物を一色に染めるというやり方です。
チマチョゴリはモンゴルの民族衣装の系列でかつてモンゴルに支配されていたときの名残が残っています。