北の核関連部品調達、南川江貿易代表が責任者
【ワシントン23日聯合ニュース】北朝鮮高官が高濃縮ウラン計画を認めたことで第2次核危機が始まった2002年を前後し、ドイツとロシアから核開発に使われるアルミニウム管などの調達責任を担っていた人物は、平壌の核関連企業・南川江貿易のユン・ホジン代表だと分かった。
米科学国際安全保障研究所(ISIS)のオルブライト所長は、先ごろ発刊した著書「Peddling Peril(危険行商)」で、北朝鮮の核開発・拡散の中心人物に、尹代表を指名した。
ユン代表は、昨年7月に国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会により個人制裁対象の5人に指定された。当時はまだ具体的な情報が提供されておらず、正確な実体が明らかになっていなかった人物だ。
オルブライト所長は、ユン代表が国際原子力機関(IAEA)で北朝鮮を代表した外交官で、1992~93年の第1次核危機で注目されたと紹介した。1993年のIAEA理事会で、寧辺核施設が擬装されていることを裏付ける衛星写真を査察官が証拠として提示すると、ユン代表は「IAEAがねつ造写真で不法行為を行っている」と強く非難した。
ユン代表は、1990年半ばにIAEA本部所在地のオーストリア・ウィーンを離れた。その後、正確な時期は不明だが、南川江貿易でドイツなど欧州の国から核関連部品などを調達する役割を担った。2002年9月にはドイツの貿易会社に濃縮ウラン用遠心分離機4000台を製作できるアルミニウム管220トンを注文している。同じ時期にロシアからアルミニウム管150トン(遠心分離機2700台分)を購入する過程でも仲介を務めたとみられる。
また、2002年にはシリアが進めるガス冷却式原子炉建設に、必要な部品を欧州から調達する活動も行ったと伝えられた。当時、ドイツ政府は南川江貿易のシリア関連の部品調達の動きを正確には把握していなかったものの、以前から同社の「疑わしい取引」に注目していたため、関連装備を製作するドイツ企業に「南川江注意令」を密かに発動させた状態だった。ユン代表は2003年、ドイツ政府から警戒されていることに気づき、ドイツから姿を消した。
一方、南川江貿易は国連安保理の制裁にもかかわらず、依然、中国との貿易活動を続けているという。これに関連し、南川江貿易の活動を綿密に注視してきた欧州の情報当局官吏は、中国が同社を阻止できずにいることに失望感を示した。
このほかオルブライト所長は、南川江貿易や同社の関係者がミャンマーで活動している可能性を指摘し、北朝鮮とミャンマー間の核・ミサイル協力の可能性を提起した。また、北朝鮮がシリアの原子炉建設支援だけではなく、ミサイル部品と技術も提供していることを米情報当局は把握していると強調。現に北朝鮮・シリアの核コネクションはミサイル取り引きで派生したものだと指摘した。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2010/03/24/0200000000AJP20100324000800882.HTML
北に限らず、最近武器があちこちに出回っているような???