<年金財源>全額税方式なら消費税6%上げ必要
政府の経済財政諮問会議(議長・福田康夫首相)は25日の会合で公的年金改革に必要な財源問題を議論するが、民間メンバーが基礎年金の財源について試算を提示することが分かった。
それによると、基礎年金の財源を全額税でまかなう「全額税方式」を採用すれば、消費税に換算して09年度で約6%の税率を上乗せする必要があるという。一方、04年度の年金制度改正で決めた通り、09年度までに基礎年金の国庫負担割合を3分の1から2分の1に引き上げた場合では、同税率1%の上乗せが必要になる。
全額税方式は、民主党が参院選で消費税率を5%に据え置いたまま全額を基礎年金財源に充てることを公約に掲げた。日本経団連も導入を提言しており、25日の諮問会議で同方式の利点や欠点について議論することにしている。【三島健二】
消費税なら7%増必要に 基礎年金の全額税方式
基礎年金の財源を全額税で賄う全額税方式を導入した場合、消費税率に換算すると最大で約7%分に相当する16・3兆円程度の財源が不足するという試算を、政府の経済財政諮問会議の民間議員がまとめた。25日の諮問会議に提示する。試算では、他の条件を考慮せず全額税方式にすると、消費税を最大で12%に引き上げる必要がある。民主党は消費税増税なしの財源確保を主張しており、論議が強まりそうだ。
http://www.excite.co.jp/News/economy/20071024110112/Kyodo_OT_CO2007102401000175.html
もし年金財源を全額税方式にしたら、消費税何%ぐらいになるのかという予想は以前エントリーした。
年金シリーズ
その時は10%ぐらいかと思っていたけど、それ以上に高くなったな。
ここで再度全額税方式の長所短所を書いて置く。
まず、税方式になれば未納が無くなる。
専業主婦も払う事になるので不公平感が無くなる。(3号被保険者問題解決)
税金は上がるが保険料が無くなる。
現在は年金保険料を支払っているのは現役世代だけだが、消費税にすると子供や年金受給者も支払う事になる。
また外国人にも支払い義務が発生し、受給資格をどうするのかという問題が生ずる。
さらに今後老人の数は確実に増え、現在のままの年金水準を保ち続けるとすると消費税を徐々に引き上げていかなければならない。
議論のしどころですな。