無法者がはびこる大韓民国の現実
貨物連帯の労働組合員300人が20日午後、京釜高速道路下り線で望郷休憩所(サービスエリア)管理事務所前でデモを行っていた際、参加者のうち 30人が管理事務所に乱入し、1時間半にわたって暴行騒ぎを引き起こした。組合員らはソウル大学路で開かれた「貨物・鉄道共同闘争本部」発足集会に参加した後、同じく全国民主労働組合総連盟(民労総)に所属し、現在労使紛糾が続いている望郷休憩所労組の組合員らを支援するとし、望郷休憩所に移動し、こうした事件を引き起こした。
管理事務所の監視カメラ3台に録画された映像には、組合員らがとがったつるはしでファクス機器を破壊し、スコップや消火器でまどガラスを割り、職員6人に暴行を加える様子が記録されていた。現場には近くの派出所から駆けつけた2人の警察官がいたものの、何の処置もとれないまま、組合員らにプラスチック製のイスを投げつけられ、安全を確保するのが精一杯の状況だった。この日休憩所に立ち寄った市民や、休憩所で働く職員らは、突然の無法行為にどれほど肝をつぶしたことだろう。組合員らはこの騒ぎの後、望郷休憩所労組の組合員が準備していたどぶろく8箱を飲み干し、バスに分乗して悠々と出発したという。
一方21日には、全米女子プロゴルフ協会(LPGA)ツアーの3日目の競技が開かれていた慶州のゴルフ場で、強風による試合の中止に反発したギャラリーたちが暴れる騒ぎがあった。試合の中止が発表されると、500人余りのギャラリーが入場料の払い戻しに加えて交通費の支給まで要求し、50分にわたってペットボトルを投げたり、罵声(ばせい)を浴びせたりした。こうした状況の中、事情を知らずにサインを求めるファンに応じようと外に出てきた外国人選手に中指を立てて怒鳴りつけた観客もいた。そのため恐れをなした外国人選手らは逃げるようにゴルフ場を後にした。
ゴルフ大会の運営規定には、暴風雨や雷雨のような悪天候の場合、所定の手順に沿って試合の延期や中止の処置を行うことが定められている。ギャラリーたちも、天候が急変する可能性を念頭に置いた上で、ゴルフ場に足を運ぶよう求められているのだ。この日、韓国人の観客が国際大会の会場で繰り広げた暴力的な言動は、それを目撃した外国人選手によって世界に広まることだろう。これほど情けない話があるだろうか。
これらの労働組合員やゴルフ場のギャラリーたちからは、秩序や品位といったものがみじんも感じられない。彼は自分の気が済むまで、ただ暴れるだけ暴れたに過ぎない。大韓民国はこのまま、暴力の横行する無法地帯となってしまうのだろうか。
http://www.chosunonline.com/article/20071023000036
>大韓民国はこのまま、暴力の横行する無法地帯となってしまうのだろうか。
元からだから。