朝日新聞までもが記者ブログを始めたらしく、「試しに読んで
みよう」と思い、早速会員サービス「アスパラクラブ」に入会した。
http://aspara.asahi.com/
しかし。
朝日新聞を購読していないと記者ブログは読めないという衝撃の事
実が判明。
参考↓
http://aspara.asahi.com/asalon/login/asalon.html
「現在までの購読期間」は、1年以上継続して購読されている
場合に「1年以上継続」を選択してください。ご購読に関する情
報は、後ほど、該当ASA(朝日新聞販売所)から確認させて
いただきます。
http://yamamotot.iza.ne.jp/blog/entry/145349/
任せなさい!!
朝日新聞だったら、長年購読している(←まじで)
早速アスパラクラブに入会。
嘘だと思われないように、記者ブログの一つ、朝日新聞論説委員の高成田 享(たかなりた・とおる)氏のブログの内容を要約します。
日本の保守主義のダブルトーク 2007年04月01日
慰安婦問題で、米ワシントン・ポスト紙が社説「安倍首相のダブルトーク」を揚げたが、この問題について、個人的な意見を述べたい。
社説と論調が違っても突っ込まないように。
「従軍慰安婦」のすべてが拉致されたと思わせるようなワシントン・ポストの社説は誤解を招く。
「河野談話」とアジア女性基金で十分だろう。
しかし、今回の騒ぎの発端は安倍発言にある。
安倍さんももっと正確に言うべきだ。
米国のメディアがこの発言を大きく取り上げたのは誤算だったのではないか。
マイク・ホンダの件もあるが、米国メディアからは過去を反省しないナショナリストと写ったのだろう。
「河野談話」の線に戻って正解。
今回の慰安婦問題は、日米にお互い触れたくない部分があることを表面化させた。
日本は、東京裁判を受け入れ再独立した。
太平洋戦争が日米の帝国主義のぶつかり合いでもあったという「不都合な真実」を暴くより、都合のよい擬制」(戦後民主主義)を受け入れたほうが日本にとって得策だったのだろう。
こういう擬制には、虚偽や打算がすけて見えるから、戦前の日本の正当化という流れが強まってきたのだと思う。
しかし、戦後の日米関係は、この擬制のうえに築かれているのだから、首相が水を差したら日米関係がぐらつく。
日本の保守主義の「主流」は、戦前の日本の正当化という保守主義の本音を言わないという「ダブルトーク」を重ねてきたが、今回の慰安婦問題で米国がそのことに目を向けるきっかけになった。
フランシス・フクヤマ氏が、「日本の勃興するナショナリズムは東アジアでの孤立を招く」と題するコラムを書き、これが世界各地の新聞に掲載された。
米国の戦略家たちは、憲法改正を支持しているが、その向かう所を注意すべき。
なぜなら、日本の極東における軍事的な正当性は、日本の防衛力を自制させるところに成り立っているのに、日本の新しいナショナリズムからくる憲法改正は、日本をアジアから孤立させることになりかねないからだ。(注意:この一文のみ、そのまま転載。意味が理解できず)
ブッシュは日本がイラク戦争を支えていたから何も言わなかったが、自衛隊を引き揚げた今、何か言ってくるのでは無いか。
要するに、アメリカが憲法改正を支持すると、足元を救われるぞ、と。
かつて、米国が中国との国交を回復するときに、日米安保条約を日本の軍国主義を抑える「瓶のふた」といったが、フクヤマ氏の主張は、日本の憲法改正などの新しいナショナリズムに目をつぶっていると、瓶のふたが取れてしまう、ということだろう。
安倍訪米で日本の新しいナショナリズムをめぐる論議で盛り上がりそうな雰囲気だ。
フクヤマ氏が期待するように、日本に対して、何らかのサインが出てくるかもしれない。
思ったほど酷くは無かったが、なんとなく安倍訪問でNYT系を使って、騒ぎ立てるつもりっぽいな、というのは分った。