【テポドン2号】悪天候で発射が遅延か
当初の予想とは裏腹にテポドン2号の打ち上げが遅れていることについて、さまざまな分析が出されている。燃料が注入されていないとする見方から交渉材料で終わるのではとする推測まである。
一部では天候が影響しているとの分析もある。「ボタンを押すだけ」の状態となった18日から20日にかけ、テポドン2号の試験場がある咸鏡北道ファデ郡ムスダン里地方は雷を伴った雨が降ったり濃い雨雲が立ち込めたりするなど、悪天候に見舞われている。
専門家は、このような天候ではロケット打ち上げは難しいという。
固体燃料ロケットより初期の加速力が弱く、地上統制を必要とする液体燃料ロケットは、気象状況にとりわけ敏感だ。強い電気を帯びた稲妻でミサイルの電子装置が誤作動する恐れがあり、このような天候では打ち上げられない。また、レーダーなどを通じたミサイル追跡もままならない。
航空宇宙研究院のある専門家は「衛星ロケット打ち上げの場合、発射台の周囲14キロ以内の上空に電荷を帯びた雨雲があってはならない」とし、「電荷を帯びていない雲でも秒速20メートル以下で移動するものでなければならない」と話している。
23日からは梅雨入りも予測されており、テポドン2号の打ち上げの時期は予測できない局面に突入する可能性もあるとの見方が強まっている。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/21/20060621000030.html
何が怖いって、狙った所にちゃんと飛んでいくか、だよね。