韓国自動車 “の前が見えない”
早い速度で疾走してきた韓国自動車産業に「赤信号」がともった。
最近の国際油価急騰、ドル貨幤及び円に対するウォン価値上昇(ウォン換算率下落)、‘春闘’を控えた労働組合の賃金引き上げ要求などで国内自動車業界の経営環境は全般的に悪くなっている。
ここに韓国自動車産業の代表ランナーである現代・起亜自動車グループが、検察捜査で困難を経験しながら韓国車の対外イメージと信任度が勾配の急な下り坂を転がり落ちる可能性も大きくなった。総帥一家の法律的容疑に対する価値判断とは別に現実的に現代車グループは、韓国自動車産業の79%(1~3月生産基準)を占めるほど比重が大きい。
最近ドル当り950ウォン台が崩れたウォン-ドル換算率、100円当り806ウォン台まで落ちたウォン-円換算率は韓国車のアメリカ及びヨーロッパ市場輸出に急ブレーキをかけた。韓国自動車工業協会によれば、韓国自動車のアメリカ市場販売量は2001年61万台で去年73万台と12万台増えた。一方、日本自動車は同じ期間457万台から547万台と90万台増えた。この期間、アメリカ自動車マーケットーシェアは、韓国車が3.6%から4.3%と0.7%増える間、日本車は26.6%から32.2%と5.6%も上がった。
アメリカ市場で日本車に追い付くことはもっと難しくなる見込みだ。韓国車の最大の長所である価格競争力が大きく落ちたからだ。現代車グループによればドル当り1024ウォンだった去年、現代車ヴェルナ(輸出時、アクセント)のアメリカ市場販売価格は1万2094ドルだったが現在は1751ドル上がった1万3845ドルをもらっている。これに比べてヴェルナに似た小型車である日本トヨタ・ヤリス(訳注:日本名ヴィッツ)は去年1万2325ドルから1万3130ドルと805ドルの上昇に止まった。韓国車と日本車の価格逆転現象が起きたのだ。
今年1,2月アメリカ市場で韓国車の販売量は去年同期間に比べて5.6%増えたが、日本車とヨーロッパ車の販売量はそれぞれ7%と14.5% 増加した。輸出が全体販売の90%を占めるGM大宇も換算率に敏感だ。GM大宇関係筋は「換算率がもっと落ちれば収益悪化は避けられない」と言った。
(以下略)
http://www.donga.com/fbin/output?f=todaynews&code=b__&n=200604240030&main=1
輸出採算性の悪化続く、ウォン高の影響大きく
【ソウル25日聯合】韓国貿易協会が25日に発表した最近の貿易動向によると、輸出採算性が2004年第4四半期から今年第1四半期まで、6四半期連続で悪化していることが分かった。貿易協会が算出した輸出採算性指数は、2004年第3四半期に3.8を記録した後、第4四半期にマイナス0.9、2005年第1四半期にマイナス6.5、第2四半期にマイナス9.0、第3四半期にマイナス8,4、第4四半期にマイナス7.2、今年第1四半期にマイナス7.2と、マイナスを続けている。
輸出採算性指数がマイナスになるのは、採算性が前年同期に比べ悪化していることを意味する。背景にはウォン高の進行がある。
企業規模別では、大企業、中小企業ともに採算性が悪化しており、特に中小企業で深刻だった。大企業の場合、輸出競争力向上により、過去に比べ輸出が為替相場に大きく左右されることはなくなったが、中小企業は依然として為替相場の変動に弱いためだ。
貿易協会が2月に856社を対象に調査したところ、中小企業のうち輸出採算性が限界に達していたり、赤字になっている企業は全体の88%に達した。特に対日輸出を行う中小企業では44%が赤字にもかかわらず、取引関係を維持するために輸出を続けているという。
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=032006042502700
ほほう。
今日のワロス曲線を見ると一時938ウォンまで行ってますね。
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=USDKRW=X&t=1d&l=on&z=l&q=l&c=