横田夫妻と慰め合いたい 金英男さん母ら涙の会見
【ソウル12日共同】日本政府によるDNA鑑定によって横田めぐみさんの夫である可能性が高まった韓国の金英男さん=失踪(しっそう)当時(16)=の母、崔桂月さん(78)らが12日、ソウルで会見、英男さんへの思いを涙で訴えながら、めぐみさんの両親の横田滋さん夫妻と同じ胸の痛みを持つ者として慰め合いたいと話した。
日本政府の発表後初めての会見で、崔さんは「死ぬ前に会うことが望み。会いたいということ以外にどんな言葉がありますか」と何度も口にした。めぐみさんの娘キム・ヘギョンさんについて、同席した金さんの姉の金英子さん(48)と「そっくり」と感じていたと述べ、「孫娘(とされるヘギョンさん)にも会いたい」と話した。
>同じ胸の痛みを持つ者として慰め合いたい
こういう前向きさの無い「傷を舐めあいたい」発言は好きじゃない。
好きではないが、韓国人拉致被害者は気の毒なんだよなあ。
日本政府が代わりに見つけ出した韓国人拉致被害者
日本人拉致被害者の横田めぐみさんの夫が、韓国人の拉致被害者という事実を日本政府が突き止めた。彼は高校生だった1978年8月、全羅北道群山市の仙遊島海水浴場で失踪した金英男(キム・ヨンナム)さんだ。
日本政府がこの事実を確認するまで4年の歳月を要した。横田めぐみさんが1977年に北朝鮮に拉致されたという情報を得て、日本政府は2002年に小泉首相が訪朝し、金正日(キム・ジョンイル)総書記にそれが事実であることを認めさせた。
日本政府の事実確認作業はこれにとどまらなかった。1994年に死亡したという横田さんが、生前に拉致被害者の韓国人と結婚して暮らしていたとの情報を得て、日本政府は2002年9月、北朝鮮で横田さんの娘に会って、DNA(遺伝子)試料を確保した。その後、韓国側の拉致被害者家族協議会の協力を受けて、韓国人の拉致被害者5人の両親、兄弟のDNAを採取・比較し、金英男さんがキム・ヘギョンさんと血縁関係を持つことを突き止めたという。
日本政府は北朝鮮による日本人拉致事件を確認するため国交樹立と経済支援を武器にし、北朝鮮に圧力をかけ、13人を拉致したと認めさせた。その後、小泉首相は直ちに拉致被害者5人とその家族を連れてきた。
北朝鮮の前で「拉北者」という単語すら口にすることもできず、最近「戦後生存を確認できなくなった者」というあいまいな表現で数十名の生存確認と離散家族の再会というのが精一杯。生存確認といっても、北朝鮮が送ってくる「死亡」「行方不明」という通知を伝達する程度のものだ。昨年8月に北朝鮮を脱出し、 30年ぶりに母に再会した拉致被害者のコ・ミョンソプ氏は北朝鮮が「生存確認不可」と通報してきたため、韓国に残された家族は葬儀まで済ませた人物だ。
金英男さんの82歳の老母は息子が生きているという伝言さえ聞けないまま28年の歳月を過ごした。韓国政府は今月21-24日に開かれる南北長官級会談で拉致被害者問題を取り上げるとしている。国民はその時このような政府にも税金を納め続けなければならないのか、このような政府を信じて生きていけるのかを決定するだろう。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/12/20060412000036.html
「韓国政府は確認求めても門前払い」
北朝鮮拉致被害者家族会代表、韓国政府の対応を批判
崔成龍代表
拉北者(北朝鮮拉致被害者)家族会の崔成龍(チェ・ソンヨン)代表は11日、横田めぐみさんの夫が拉北者の金英男(キム・ヨンナム)さんという事実を確認するまで韓国政府が示してきた手ぬるい対応を批判した。
「日本政府の積極的な確認努力に比べ、韓国政府は何をしてきたというのでしょうか。複数の消息関係筋からキム・チョルジュン氏が北朝鮮鮮に拉致された韓国人との可能性を確認し、何回も政府に確認を要請したのに、政府は南北関係が行き詰まることを懸念して日本政府の協力要請にも難色を示すほど消極的でした」
そして「さらにひどいのは、日本政府からキム・チョルジュン氏が金英男さんの可能性が高いという話を聞き韓国政府に知らせたが、政府は極秘にするようにとだけ頼んだのです」と言う。
「韓国政府は今後、どう対応するべきか?」という記者の質問に、「高校生を拉致したのです。だが今からでも北朝鮮は腹を割って拉北者問題を解決するべきだ。韓国政府もそう要求してほしい」と崔代表は語る。
「私たち家族は連座制(北朝鮮渡航者などに対し、その家族まで社会的不利益を被るもの)による被害や心痛をたくさん受けてきた。2004年4月に国家人権委員会から拉北者家族支援特別法を制定せよという勧告を引き出したが、何の役にも立ちませんでした。金英男さん拉致の証拠が明らかになったので、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記もこの問題を全面的に解決してほしい。これから北朝鮮がどんな声明を出すか注目します」。崔代表の北に対する最後の期待だ。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/12/20060412000034.html
韓国政府と共闘して拉致問題を解決したいと期待する声がありますが、正直微妙。