中国の交通事故死10万人、1日平均270人 政府発表
北京──中国政府は12日、2005年の交通事故死者数は計9万8738人だったと発表した。1日の平均死者数は約270人に達するが、交通指導の強化などにより、前年に比べて8%減少したと強調している。
交通警察当局によると、年間の交通事故死者数が10万人を割り込んだのは、2001年以来だという。
負傷者数は交通事故件数とほぼ同じで、約47万人。交通事故の主な原因は、不注意運転や信号無視、無理な車線変更などとなっている。
中国ではここ数年、急激な経済発展に伴って自動車の販売台数が急増。新車の販売台数は03年に倍増して以来、前年比15%の伸びで、04年には200万台以上が売れた。05年の販売台数も、前年比15─20%増と見られている。
一方、世界保健機関(WHO)は、中国における実際の交通事故死者数は、政府発表を大きく上回っていると推測。1日あたりの死者は約600人、負傷者は約4万5000人に達すると見込んでいる。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200601120014.html
去年中国旅行に行ったとき、おばあちゃんが高速道路を横断しようとしていたのには驚きました。