韓国政府機関が松浦で強制連行の聞き取り調査
朝鮮人強制連行被害の実態調査で来日している韓国政府機関「強制動員被害真相究明委員会」のメンバーが五日、松浦市を訪れ、在日朝鮮人から聞き取り調査した。
同究明委は強制連行被害や徴用中の事件、事故の真相究明を目的に昨年十一月発足。三―九日、長崎、広島両県で調査活動に当たっている。
メンバー四人と長崎在日朝鮮人の人権を守る会(高實康稔代表)の会員らが、松浦市御厨町里免の在日朝鮮人、安田泰華さん(80)を訪問。安田さんは強制連行され、一九四二年から鹿町炭鉱(北松鹿町町)で採炭作業などに従事。四五年に徴兵され、長崎市日見の国民学校で軍事訓練中に被爆した。
安田さんは「炭鉱では作業中だけでなく、休日に買い物に出るときも逃亡しないよう見張りがついていた。むちでたたかれ大けがしたり、死亡した朝鮮人を何人も知っている」などと説明。被爆直後の状況については「被爆者を病院まで運んだり、被災した町を片付けたのは徴用中の朝鮮人だった」と証言した。
同究明委のメンバーは、安田さんの話をビデオで録画したり、メモに取ったりした。同究明委の許光茂氏は「韓国でも鹿町炭鉱で働いていた被害者から話を聞いている。今回の話を含め、当時のことを知る貴重な証言となるだろう」と話した。
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/index.html#09
強制動員被害真相究明委員会の皆さん。
強制連行されてきた在日朝鮮人の人々が可哀相なので、全員連れ帰ってあげてください。